東京オートサロンに2024の会場で、ホンダがシビックの新グレードRSを発表した。シビックのスポーツイメージを強化する待望の1台をレポートしよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】オールブラックで仕立てられたRSのお姿はこちら!(5枚)画像ギャラリー■VTECガソリンエンジンを積みミッションは6MTのみ!
東京オートサロン2024のホンダブースは、ステージ正面に大きなコピーが掲示されている。
「クルマはレースをやらなくては良くならない」
この言葉は、本田宗一郎が本田技研工業を創業した時から受け継がれてきた、ホンダの社是ともいえるようなひと言。実際レースを通じてホンダは数々の名車を送り出してきたが、その代表格がシビックだろう。
実は今年から、ホンダのモータースポーツはシビック色を強める。スーパーGTのGT500クラスはシビックに刷新されるし、もてぎの名物レース「JOY耐」にも、フィットに代わってシビックハイブリッドを送り込む。
こうした動きを後押しするかのように、シビックの市販ラインナップに追加されるのが「RS」といえる。RSといえば今ではフィットやN-ONEで知られるスポーツグレードだが、そもそもは初代シビックに「ロード・セーリング(道をヨットのように帆走すること)」を意味して与えられたグレード名だ。
会場に飾られたシビックRSは、全身をブラックで包んだクールなイメージ。とはいえTYPE Rのような過激さはいっさいなく、フロントグリルとトランクリッドに貼られた「RS」というバッジを見なければ、ハイブリッドやノーマルのガソリンモデルと勘違いしてしまいそうだ。
とはいえそれはホンダの狙いなのだろう。RSはTYPE Rのようにことさら走りを前面に押し出したグレードではなく、日常のドライブの中にさりげなくスポーツ性を織り込むクルマだからだ。
今回、RSの詳細については一切発表されなかったが、ベストカーWebの取材によれば、エンジンは純ガソリンエンジンのLX、EXと同じ1.5L・VTECターボを積むと予想される。過給圧アップなどによってパワーは200ps超まで高められるはずだ。
トランスミッションはCVTが用意されず、6速MTだけとなる模様。さらにはフロントブレーキのローター径が拡大され、ハイブリッドのe:HEVと同サイズになることが展示車両から分かった。タイヤサイズは235/40R18だ。 シビックRSの発売時期だが、今年秋と発表された。シビックにさりげないスポーツ性を求めるユーザーには、とっておきの1台といえるだろう。
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