2023年12月に発表され、翌2024年2月から販売を開始した三菱 トライトン。三菱の世界戦略車と位置づけられているピックアップトラックだ。ライバルであるトヨタ ハイラックスより優れている部分、魅力のポイントを探っていこう。
※本稿は2024年3月のものです
文/片岡英明、写真/MITSUBISHI
初出:『ベストカー』2024年4月10日号
■競合車ハイラックスより優れている点は? どんな人にお薦め?
三菱の世界戦略車と位置づけられている1トン積みピックアップトラックがトライトンだ。最新モデルは第6世代で、生産はタイで行っている。ダブルキャブ4WDの日本での発売は2月15日だが、そのスペックは大いに魅力的だ。これまで市場を独占していたハイラックスにとっては脅威の存在になるだろう。
ボディはハイラックスと大差ない大きさで、後席も実用になる広さと良好な座り心地を確保した。
差をつけるのは心臓だ。2.4Lの4気筒ディーゼルターボはハイラックスより出力は54ps、最大トルクは7.1kgmも上回っている。その差は歴然だ。試乗前だが、スペックだけではトライトンが優位に立つ。ただし、価格はちょっと高めだ。
●トライトン(GSR)主要諸元
・ボディサイズ:全長5360×全幅1930×全高1815mm
・車両重量:2140kg
・パワーユニット:2.4L直4ディーゼルターボ(204ps/47.9kgm)
・燃費:11.3km/L(GSR)
・値段:498万800~540万1000円
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