まさかまさか、エルグランドが小改良を実施。正直なところ「まだ売るんかよ……」と思ってしまったが、ここにきてテコ入れしてでも売りたい思いがあるようだ。日産なりのエルグランドへの愛なのか、それともまだまだ新型登場は遠いのか……。
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
■外観も走行性能も変わらないけど改良よね
エルグランドがまさかの改良を受けた。2010年デビューのエルグランドが14年目にしてなにを進化させるかと思いきや、改良内容は「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」と「ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー」の全車標準装備化だ。
価格アップも5万円程度ではあるが、この14年目のモデルライフで行うテコ入れとしては非常に微妙なところ。2024年2月の販売台数は140台程度とかなりシュリンクしている。14年目で3桁の台数が売れているのは褒めるべきなのかもしれないが……。
■新型はやっぱりググっと変えないとダメ
エルグランドになると多くの賛否の声がメディアにも聞こえてくる。このような記事を書くと日産の人たちは苦虫を嚙み潰したような顔をしているかもしれないが、やっぱり「できるのにやらない」のは消費者としても寂しく思うものだ。
日産は現行エルグランドでFRから脱却し、FFへと切り替えた。しかしその後はハイブリッドモデルの設定もなく、いまだに2.5Lと3.5Lの内燃機関のみ。使いづらい3列シートなど消費者からのフィードバックはまったく生きていない。
やはり14年も待たせているという現実をしっかり受け止めて、新型エルグランドには堂々たるデビューをしてほしいものだ。中期経営計画でチラッと見えたあの姿には期待しているぞ!!
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