メルセデスベンツの最上級EVサルーンのEQS。鳴り物入りで登場したがまだまだEVの浸透が微妙な日本ではあまり見ない。新車価格1500万円以上のクルマで庶民には雲のまた上だが、なんと1年落ち中古車がコミコミ600万円台という。おいおい、買取価格どうなっちゃってんの??
文:ベストカーWeb編集部、画像/メルセデスベンツ
■1年で1000万円落ちってすごいぞ
中古車サイトパトロールは自動車メディアの編集部員にとってはルーティンなのだが、なんとメルセデスのEQSが激安になっている。
EQSといえばEVのSクラスという認識がすんなりくるが、新車価格はだいたい1500万円ほどするクルマだ。しかも今回の個体はAMGパッケージとリアコンフォートパッケージが装着されている中古車個体としては「テッパン」な人気仕様。
中古車サイトを見てみると2023年式、1年落ちの1.4万km走行でなんと価格はコミコミで650万円ほど。もちろん修復歴なし。ちなみに同じ仕様の車両を試算してみると1680万円ほどだから、ざっくり1000万円引きで買える計算だ。
その他の個体でもコミコミ600万円代のものが多くあり、もしやするとEQSは超穴場物件なのかもしれないぞ。
■なんでこうなっちゃったのさ
輸入車は総じてリセールが厳しいというのが一般的だが、いくらなんでも新車のSクラスが翌年の買取で1000万円も下がることはない。
EQSについて考えればやはりEVに対するリスクヘッジと捉えるのが普通だろう。走行距離に応じてバッテリーの劣化もあるし、その際の交換コストが見えてこないことを考えれば迂闊に手を出しにくいのも理解できる。
しかし逆をいえば「手がかからないだけ乗る」という心意気でいけばラグジュアリーEVを激安で乗ることは可能だ。
EQシリーズは新車から5年もしくは10万kmの保証がつく「EQケア」が付いている。新車の一般保証に加えて24時間のロードサービス対応、さらにEQSだと10年もしくは25万kmのバッテリー保証もつくからこれは激安なのでは?
初回車検まで2年間だけ乗ってみるのもクルマ好きとしてはありだと思うけど……。それでもリセール考えたらほぼ残らないだろうし、やっぱり厳しいか。ちょっとお金のある方、ぜひEQS買ってみてはどうでしょう?
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