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記事に戻る│期待と不安で喧々囂々!? 日産 新型フェアレディZ その印象を聞いた

■日産 歴代フェアレディZ

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 スポーツカーの革命児がフェアレディZだ。1969年10月に登場するや数々の記録を塗り替え、世界中にファンを増やした。1960年代はオープンカーがスポーツカーだった時代でもある。フェアレディZは、天候に関わらず快適で痛快な走りを実現するためにファストバックのクーペスタイルを採り、リアには便利なハッチゲートも装備した。

 インテリアも機能的で、スポーツ心あふれるデザインだ。この2つは歴代のフェアレディZのデザインアイデンティティになっている。心臓は上質で快適な直列6気筒を搭載した。1974年に2by2を加えた初代Zは、55万台もの生産を記録して衝撃を与えている。

 欧州の名門スポーツカーを一気に脇役に追いやったフェアレディZは、1978年8月に2代目を送り出す。S130型のリーダーは2.8Lの直6エンジンを積む280Zだ。後期にはTバールーフやターボ仕様も加わった。北米を中心にファンを広げ、累計生産は100万台を超えている。

 1983年9月、3代目のZ31型フェアレディZが登場した。搭載するのは、日本車として最強スペックのV6ターボだ。これに続いてTバールーフや直6DOHCセラミックターボ搭載車も送り込む。1986年に3Lモデルはワイドフェンダーを採用し、さらに迫力を増した。

 3ナンバーの精悍なワイドボディをまとったZ32型300ZXに生まれ変わるのは1989年夏だ。4代目は洗練されたフォルムに加え、メカニズムも最先端を行っている。エンジンは3LのV6DOHCとDOHCターボだ。サスペンションは4輪とも先進のマルチリンクで、4輪操舵のスーパーHICASも採用した。ブレーキも強力だ。

 1992年夏に爽快なコンバーチブルを仲間に加え、話題をまいた。が、2000年に惜しまれつつ生産終了。復活を果たすのは2002年夏だ。Z33型を名乗る5代目は初代に立ち返り、2シーターとした。350ZXは3.5Lの自然吸気V6を積み、主役は6速MTだ。2003年11月にはロードスターが復活している。

 最終型でVQ35HR型に換装した350ZXは、2008年12月に6代目のZ34型にバトンを託した。運動性能を高めるためにコンパクト化し、エンジンはVVEL採用の3.7L V6DOHCだ。2009年10月、電動開閉式のロードスターを追加。その後も真摯に改良を続けながら現在まで第一線で活躍を続けている。

(TEXT/片岡英明)

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