1960年代まで、イギリス発のスポーツバイクメーカーとして世界中で人気を博したBSA。そのブランド名を引き継ぐ新モデルが日本でも発売される。今回登場したのは、652ccの水冷シングルエンジンを搭載する「ゴールドスター」、カラーバリエーションは5色、価格は122万1000円からだ。
50年ぶりに復活した往年の名ブランド
イギリス発のBSAは「バーミンガム・スモールアームズ」の略称で、その歴史は19世紀末にまでさかのぼる。当初はその名通り銃器の製造が専門だったが、1903年にバイク部門が設立後は高い性能で人気を博し、1950年代には世界最大のバイクメーカーとなった。レースシーンでも活躍していたほか、もちろん日本にも輸入されている。ところが70年代になると、競合メーカーとの競争に敗れ、ブランドは消滅。ところが2016年、インド・マヒンドラ社によってブランド名が復活し、往年の名機の名を引き継いだ新モデルが約50年ぶりに発売されたのだ。
それが今回国内導入がなされた「Gold Star 650」で、クラシックネイキッドのスタイルと大排気量シングルエンジンが特徴のロードスターモデル。一見すると空冷エンジンに見えるが、搭載するのは652ccの水冷DOHCエンジンで、出力は45HP/6500rpm、最大トルクは55Nm/4000rpmを発揮する。水冷のためラジエーターが装着されているものの、シリンダーには空冷エンジンを思わせる精密なフィンが取り付けられており、エンジンのシルエットはレトロスタイルに調和したものとなっている。ホイールは前後18インチ、ブレーキは前後ディスクであり、ブレンボ製キャリパーを備える。車体重量は213kgと重量級で、これは多数の金属パーツを使用しているため。近年珍しい、クロームメッキを随所に施した60年代風の高級感ある外装が特徴はこれによって実現された。
装備面では、これもレトロな2眼のアナログスピード/タコメーターを備えるだけのコクピットを備え、灯火はハロゲンバルブ。それでいてUSB充電ポートも備えており、現代のスマホマウント等にも対応する。カラーバリエーションはスタンダードモデルが4色、特別色の「シルバーレガシー エディション」と併せ、前5色のラインナップとなる。価格はカラーによって異なり、スタンダードの「ハイランドグリーン」が122万1000円、「インシグニアレッド」「ドーンシルバー」「ミッドナイトブラック」が127万6000円、そしてシルバーレガシー エディションが135万3000円となる。
ゴールドスターを導入しているのは東京都のウイングフット株式会社。日本向けオフィシャルサイトも公開され、全国に販売店が拡大中だ。ビッグシングルモデルの代表になりそうなこのマシン、レトロ派のライダーは要チェックだ。
BSA(日本向けサイト):https://bsacompany.jp/
ウイングフット株式会社:https://wingfoot.co.jp/
Gold Star(2025)
発売日:-
メーカー希望小売価格:122万1000円~135万3000円
HIGHLAND GREEN【新色】
INSIGNIA RED【新色】
DAWN SILVER【新色】
MIDNIGHT BLACK【新色】
SILVER SHEEN (LEGACY EDITION)【新色】
Gold Star(2025)主要諸元
・全長×全幅×全高:2206×817×1093mm
・シート高:782mm
・車両重量:213.5kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 652cc
・最高出力:45HP/6500rpm
・最大トルク:55Nm/4000rpm
・変速機:5段リターン
・燃料タンク容量:12.0L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-18、R=150/90-18
・価格:122万1000円~135万3000円
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/440142/
ついに国内導入!BSA「ゴールドスター」650ccのビッグシングルクラシックが発売 価格は122万1000円から【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=440142&slide=1
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