【スクープ】Ninja1000SXが2025年型でNinja1100SXに進化し、電サスのSEも登場!? 兄弟車もヴェルシス1100に排気量アップか

【スクープ】Ninja1000SXが2025年型でNinja1100SXに進化し、電サスのSEも登場!? 兄弟車もヴェルシス1100に排気量アップか

 ライポジはラクなのに走りは鋭い、スポーツツアラーの雄がカワサキのNinja1000SX。次期型で「1100」に排気量をアップするとの噂が舞い込んできた! 同時に派生モデルのクロスオーバー、ヴェルシス1000と、スーパーNKのZ1000も1100になる?

 

「ラクッ速」の元祖が、ついに1000→1100へ排気量アップ?

 Ninja1000SXは、2011年にデビューした初代以来、スーパースポーツ(SS)の走りを安楽なライポジで味わえる「ラクッ速」の代表格として人気を博してきた。熟成を重ね、現行型は2020年にフルチェンジを受けた4世代目。国内ではNinja1000を名乗ってきたが、新たにNinja1000SXを襲名した。

 歴代モデルとも人気は高く、2023年の大型バイク販売台数では6位と好調を維持している(販売台数1466台 『二輪車新聞』調べによる推定値)。

 しかし、近年はヤマハのトレーサー9GTやスズキのGSX-S1000GTほか強力なライバルも台頭している。また、欧州では2025年から全モデルに排ガス規制のユーロ5+が適用されるが、Ninja1000SXは規制対応しておらず、このままではラインナップ落ちしてしまう。

 そんな中、1100cc前後に排気量アップした新型に進化するとの独自情報をキャッチした。

 Ninja1000SXの直列 4 気筒エンジンはボア77×ストローク56 mmで、既に排気量は1000を超えた1043cc。 ストロークよりボアの方が拡大は容易のため、仮にボアを78mmとすると1070cc、ボア79mmとすれば1098ccで1100に近くなる。

 

Ninja1100SXの予想CG。マーケットコードは現在のZX1002→ZX11~に変わるかも。ちなみに往年のZX-11(ZZ-R1100)は1052cc直4だったが、時代を超えて排気量を上回る?

 

 

現行Ninja1000SX(カワサキ 159万5000円~162万8000円)。141PSを発生する1043cc直4ユニットをアルミダイヤモンドフレームを搭載。アップハンドルに防風性の高いSS風フルカウルを組み合わせ、高速クルーズが得意だ。

 

2024年には初代NinjaであるGPZ900Rの1985“トップガン”カラーをイメージした40周年記念車も発売された。

 

水冷直4エンジンは、旧ZX-10Rをベースにボアストロークを拡大。元々はZ1000譲りだったが、電スロなどによって独自の進化を遂げ、幅広い回転域でパワフルな特性を発揮する。新型では排気量が1043ccから1100ccに近くなるようだ。

 

 
 
 

電サスを与えた「SE」グレードに期待、外観はイメージをキープか

 もちろん排気量アップによって、最高出力141PS/10000rpm、最大トルク11.3kg-m/ 8000rpmから向上することは確実。次期排ガス規制にも当然対応するハズだ。。

 合わせて、装備が充実する可能性もある。Ninja H2 SXやZ H2、ヴェルシス1000に設定されている電子制御サス付きの「SE」グレードに期待。既に6軸IMU(慣性センサー)やライディングモード、トラコン、クイックシフター、クルーズコントロールといった電脳デバイスは現行型にも搭載済み。新型はより知的なサイバーツアラーになるハズだ。

 外観は現行のイメージから大きく変わらない模様。一方で装備充実により価格は現行の159万5000円~162万8000円から相当アップするかもしれない。

 

同社スポーツツアラーの最高峰であるNinja H2 SX SEらは、路面などに合わせて瞬時に減衰力を最適化するセミアクティブサスを搭載。ショーワのスカイフック式EERA(電子制御ライドアジャスト)技術により、タイヤの接地感を高め、コーナリング時も安定性を発揮する。

 

ヴェルシス1000も進化は確実、オーストラリアで型式認証済み

 同じく、兄弟モデルのクロスオーバー、ヴェルシス1000SEも次期型で1100になると見られる。オーストラリア運輸局で「Versys1100」の型式が承認されたのだ(正確にはTFT液晶メーターを備え、電サス非装備のVersys1100S)。

 

ヴェルシス1000SE(カワサキ 204万6000円)。Ninja1000SXの基本構成にロングタイプの電サスを組み合わせ、Ninja ZX系のフロントマスクとロングスクリーンも与えた。

 

 Ninja1000SXが1100になるなら、派生モデルのヴェルシス1000も1100に進化するのは当然だろう。なお、オーストラリアに登録された文書によると、エンジンを含めた完全新設計ではなく、アップデートモデルとしての登録。つまりエンジンが1100cc程度にアップし、装備の追加や外観の刷新を行った次期型と考えられる。

 ヴェルシス1000は2012年に海外モデルとして登場。ロングサスのアドベンチャー系では珍しい直4を搭載した異色のモデルで、中低速重視の出力特性にリセッティングされていた。さらに2019年型から電子制御サスのSEを追加し、2021年からはより制御が緻密なSHOWAスカイフックEERAを導入している。

 新型では排気量アップに加え、前後ミリ波レーダーにも期待。Ninja H2SXシリーズは同社初のレーダーを搭載し、前車追従型クルコンや死角検知を実現しているが、次期型のヴェルシス1100にも新採用を期待したい。

 

Ninja H2SXは、ボッシュ製のレーダー式ARASシステムを搭載。前車と適切な車間を保つACC(アダプティブクルーズコントロール)のほか、衝突の警告、死角の車両検知などを実現した。

 

さらに殿堂入りしたZ1000も1100で復活なるか?

 Ninja1000SXとヴェルシス1000が1100にアップデートするなら、同じく派生モデルのZ1000も1100化して復活するのでは? と考えられる。

 Z1000は、メーカー製ストリートファイターとして2003年に初代が登場。過激なルックスとスポーティな走りが信条で、初代Ninja1000のベース車にもなった。その後Ninja1000は独自の進化を重ねていくが、2014年以降はカラー変更のみでモデルチェンジはなし。948cc直4のZ900の登場もあり、国内では2022年型で生産終了した。

 旧Z1000は、Ninja1000SXのような電脳を持たず、トラコンやパワーモードの装備さえなかったが、次期型ではNinja並みの電子制御も期待できる。

 新作のNinja1100SXを筆頭に、兄弟車3モデルが魅力をアップして出揃う可能性も出てきた。詳細が明らかになる日を待ちたい!

 

低く構えたフロントカウルや筋肉質なフォルムでSUGOMI(凄み)デザインを体現したZ1000。SS譲りの心臓を積むスーパーNKを代表する1台だ。2010年型からZX-10Rの直4がベースの1043ccユニットを搭載していた。

 

2024年型 Ninja1000SX 主要諸元 ※参考

・全長×全幅×全高:2100×830×1190
・ホイールベース:1440mm
・シート高:820mm
・車重:236kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1043cc
・最高出力:141PS/10000rpm
・最大トルク:11.3kg-m/ 8000rpm
・燃料タンク容量:19L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=190/50ZR17
・価格:159万5000円~162万8000円(カワサキケアモデル)

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/404169/

【ギャラリー】この記事の画像一覧
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=404169

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