■途中乗り継ぎという裏技あり?
本来の参拝ルートは内宮へと向かうわけだが、駐車場に戻るシャトルバス乗り場に移動する。乗り場はバスを降りたところから少し外宮寄りの場所で、既にバスが待機していた。車内は筆者を含めて10人くらいといったところだろうか。
周りに乗車しそうな人がいないことを確認してすぐの発車となった。混雑の続く外宮前バス停の前を通過したバスは内宮方面へと向かう。しばらく走行すると伊勢自動車道と交差するところで側道を走りながら朝乗車したサンアリーナの駐車場へと向かうのだが、行きと違い帰りの便は筆者が車を停めたサンアリーナの駐車場のほかにもあちこちに臨時駐車場があり、それらを結びながら走行するルートになっている。
乗車する際に降りる駐車場を聞かれたので、そこで停車する駐車場を決めているようだ。今回乗車したバスは他にもう1ヶ所利用している人がいたようで、先にその臨時駐車場へと立ち寄った。またここでアナウンスがあり、この臨時駐車場に停めていなくても降車して横に停まっている内宮行きバスに乗り換えることも可能ということだった。
なるほど途中で内宮行きシャトルバスに乗り換えられるとなると、サンアリーナの駐車場までと駐車場から乗車して待つ時間等も節約できるのでありがたい対応だ。
■時間VS運賃の結果は?
とはいえ、結局筆者はサンアリーナの駐車場まで乗車し、ここから再び内宮行きのバスに乗車した。ちなみにこのパーク&ライドシャトルバスの利用方法として外宮行き、内宮行きが設定されていて外宮から内宮へ移動する場合は路線バスやタクシーを利用する旨の案内がバス停や車内には掲示されている。
よって一度臨時駐車場に戻ってまた内宮に向かうという方法はどこにも書かれていないのだが、乗車券は1日利用可能なので別にやってはいけないわけではない。
ただし、駐車場往復プラス内宮または外宮だと時間がかかるのでオススメしていないということなのだろう。しかし、現実はこの使い方をしている人が多くいるということに驚いた。
この使い方をするのはバスに乗るのが好きな人や三重交通のファンだと思っていたが、駐車料金1000円を払えば無料で利用できるというので、そこを重視して使っている人が多いようだった。
筆者はその後に内宮へと向かったが外宮からかかった総時間は約1時間で、これは外宮前バス停から臨時バスに乗って内宮前バス停に行くのと比べると6倍くらい余計に時間がかかっていることになる。
伊勢市内を観光して周るにはかなり効率が悪いが、家族4人で車で来て別途バス運賃を払うとなると不経済だ。よって時間的な効率よりも経済性を取った結果なのだろうと感じた。
■バス専用レーンで渋滞なし!
サンアリーナを出た内宮行きシャトルバスは国道23号線に入ると南へ走行する。この辺りからは駐車場待ちの渋滞が伸びているのだが、パーク&ライド実施日については専用のバスレーンが設けられておりシャトルバスはここを走行する。
よって一般車両の渋滞を横目にスイスイと走行し、約15分ほどで内宮バス停に到着した。場所は宇治浦田町にある伊勢市営駐車場で、シャトルバス発着のため2ヶ所の駐車場をバス乗り場として運用している。
外宮バス停とは比べ物にならないほどの大きさで、それぞれの駐車場行きのルートが個別で設定されているなど、内宮の利用者がどれだけ多いのかがよく分かる。
ここから内宮まではまだ距離があるので歩道を歩いて向かうことにした。路線バスや臨時バスに乗車するともっと内宮に近いところに設置されたバス停まで乗車できるのだが、さすがにシャトルバスまで送り込むと交通集中を起こしてしまうのだろう。
内宮前はお正月という時期で非常に多くの観光客や参拝客で混雑していた。宇治橋を行き来する人や鳥居をバックに記念写真を撮る人、観光バスで伊勢へやってきた団体などさまざまである。その間を行き交うように全国各地からの観光バス、そして市内各地からの路線バスや臨時バスがロータリーをぐるぐると転回する様子がみられた。
また中には実証実験として運行されていた、内宮エリアにある三重県営総合競技場の駐車場から宇治橋を結ぶシャトルバスも見ることができた。競技場から徒歩で移動となると15分ほどかかるので、移動の時間や疲れの軽減にも役に立ちそうだ。













