【へっぽこバスガイドの珍道中】効率化でガイド不要の貸切バスが浸透したことに何を思う?

■記憶に残るガイドを心がけている!

職業病で多くの貸切バスが並ぶのを見ると血が騒ぐ?
職業病で多くの貸切バスが並ぶのを見ると血が騒ぐ?

 実はバスガイドは団体芸である。誰か一人がずれることで、全体に影響が出る厳しさも確かに存在する。しかし、それは誰かを排除するためにあるのではないのだが団体でずれるととにかく目立つので、とかく排除される理由に使われる。

 団体行動には規範が必要なのは言うまでもないが、それぞれが役割を持ち、強みを生かし合える環境こそが必要なのではないだろうか。せっかくこの仕事を選び現場に立ったのであれば、「向いていない」「辛い」という思いだけを抱えて去ってほしくはない。

 個性が尊重され、のびのびと学びバスガイドという仕事を「楽しい」と感じられる環境が広がっていくことを願っている。若い皆さんも職場は違えど同様の悩みをお持ちなのではないだろうか。仕事は、時代とともに姿を変えていく。消えていくものもあれば、形を変えて残るものもある。

 バスガイドという仕事は絶滅危惧種と呼ばれる理由はその途上にあるからなのかもしれない。同じ形を守り続けることよりも、何を本質として残していくのか。その問いに向き合い続ける限り、この仕事の灯火は、きっと消えない。

 読者の皆さんがもしバスガイド付きの貸切バスや必ずガイドがいるだろう定期観光バスに乗車した際には、そうしたバスガイドのアナログ的かもしれないけど温度を感じてバスの旅を楽しく思い出に残るものにしていただきたい。バスガイドは常に記憶に残るガイドを心がけているのだ。

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