【バス運転士日誌】路線バスのルートが覚えられないだと? 記者が2回で覚えた方法を紹介!!

■まっすぐ行けばいいのに!

ルート変更を前に供用開始前の新停留所の位置を確認するためにハンドル訓練を行う
ルート変更を前に供用開始前の新停留所の位置を確認するためにハンドル訓練を行う

 芝浦港南ルートを約1年弱運行して、新たな路線を担当してほしいと芝ルートが提示された。ちぃばす全8路線の中で、比較的楽な路線として運転士の間では認知されており、確かに運行できるようになると楽だと思える。しかし、覚えるまで2日しか与えられなかったので、どうしたものかと途方に暮れた。

 そこで路線の特徴を分析してみた。芝ルートの特徴は日比谷通りを中心線として、港区の施設である「みなとパーク芝浦」から田町駅東口から線路をわたり山手線の内側に入る。今度は田町駅の西口側に停車して、港区の施設や地下鉄駅、病院等を経由して最終的に新橋駅に至る路線だ。

終点停留所で折り返し便の出発を待つ
終点停留所で折り返し便の出発を待つ

 この「中心線」というのがくせ者で、日比谷通りを素直にまっすぐに走ればあっという間に新橋に着いてしまう。ところが日比谷通りから右折して数ブロックを裏道を走ったかと思えば日比谷通りに再び戻る。今度は左折して同じことを繰り返しながら新橋駅を目指す。

 そこで、日比谷通り上にある停留所と日比谷通りを外れて戻るまでの停留所を色分けしてみた。こうすることで、日比谷通り上にある停留所と、外れた路地にある停留所が明確になる。いずれは日比谷通りに戻るのだから、外れている区間を走行中は、あといくつの停留所に停車すれば日比谷通りに戻るのかが視覚的に判明する。

終点停留所で折り返し便の準備をする
終点停留所で折り返し便の準備をする

 最初はうろ覚えのルートや停留所に、視覚で入ってくる色分けされた親和性が高い情報が加わり、覚えるというよりも間違えていないという安心材料になる。まったく道を知らない状態で走るわけではなく、ある程度は教習を経て運行するので、頼れるのは覚えた内容と自分で視覚化した情報だけだ。

 しかし、これがあると次の停留所は日比谷通りから外れるという確定情報が入り、曲がる交差点が確定情報になる。そんな確信を持って走ることを2日も続ければ、完全に覚えてハンドルが自然に停留所に向くようになる。

■人それぞれの努力

発車の際に右側の安全を確認する記者
発車の際に右側の安全を確認する記者

 中には実際の路線バスに乗客として乗車して景色を覚える方もいれば、車やバイクあるいは自転車でルート上を走り覚える方もいる。習得の仕方は人それぞれで、どれが正解なのかは人によるので一概には言えないものの、努力して短時間で路線を習得し運行しているのだ。

 コミュニティバスの特性上、たかだか6km程度を30分弱で走れる距離を1時間程度もかけてあちこち寄りながら走る。東京中心部の道路を理解していないと、自分がどこをどちらの方向で走っているのかがわからなくなる。地方は地方で、都会は都会で、それぞれが大変な思いをして運転士をしていることを知っていただければ幸いだ。

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