■御仮屋
それから眷属信仰が始まり、御眷属拝借が盛んに行われるようになった。現在でも御祈祷を受けて箱に入った神札として拝借することができる。そのオオカミは1年間借りることができるが、お返しにきて次の1年間のオオカミを拝借すると、オオカミが交代する。その場所が御仮屋(おかりや)である。
拝殿横の山道を少し歩いた右手に小さなお社がある。そこが御仮屋で大口真神をお祀りするその場所なのである。三峯神社を参拝して時間的な余裕があれば御仮屋を参拝することにしているが、本ツアーでは拝殿、社務所(授与所)を迷わずにストレートに行けば、御仮屋を参拝してお土産品を少し見てからバスに戻ることができる。
ただし、御眷属拝借をするには時間が足りない。本ツアーは三社を参拝するルート構成なので、御眷属を拝借するには公共交通機関かマイカーで来るしかない。このあたりも三峯神社が参拝目的によるが困難な神社であると言われるゆえんであろう。
関東一のパワースポットと名高い三峯神社を後にバスに戻ると案の定、西武観光バスのエルガが2台並んでいたので続行が出るのだろうと思った。はとバスに戻ると昼食としてお弁当とお茶が座席に置かれていた。
■お弁当を食べながら下山
昼食はお弁当なのだが、そうでもしないと時間がないということもあろうが、ともかく下山するバス車内で食べるわけである。離合困難な急カーブの下山道を走るバス車内で全員がお弁当を食べている状況で運転しなければならない運転士の苦労がわかるような気がした。
下山して二社目は秩父神社で、秩父鉄道の駅前なので駐車場から徒歩で数分だ。参拝をしてバスに戻る。三峯神社以外の二社ではあまり時間は取られていない。やはり本ツーの主目的は三峯神社なのだろうと感じた。
三社目は宝登山神社で、当地でもあまり時間は取られていないが、参拝する時間は十分にあった。三社で御朱印を拝受して、祝詞も奏上して参拝ができたので急がないといけないというほどでもない。
■1時間の延着
こうしてすべての行程が終了して、一路池袋に戻る道のりを走る。途中の休憩は1回で、しかし関越道と外環道で渋滞に巻き込まれ池袋に到着したのは所定の時刻よりも1時間遅れだった。バスマニアとしてはセレガハイブリッドに1時間も多く乗れたのだからそれはそれで良いことだ。
ほぼ満席の参加者も、遅延よりも全員が同じ目的だった秩父三社参りができて満足した様子だった。本ツアーの出発日ははとバスが調べたいわゆる「お日柄」の良い日にしか設定がない。ゆえに、曜日に関係なくお日柄だけで決められているので参加者が日程を合わせるしかないのだ。
それでもほぼ満席の乗客がいたのだから、さすがは関東一のパワースポットといった感じだ。秩父のツアーは本ツアーの他に宝登山神社と三峯神社の二社参拝プラス昼食と観光というものもある。参加者の目的次第だが、選択可能ではある。
神社マニアやパワースポットマニアのために三峯神社一社のみでがっつり時間を取り、希望すれば御眷属拝借までできる時間的余裕のあるツアーが欲しいところだ。そんなわがままを感じながらも満足して池袋から帰路についた。
【画像ギャラリー】はとバス「秩父・三峯・宝登山ぐるっと秩父三社参り」に乗ってきた!セレガハイブリッドの優雅なバス旅を満喫(24枚)画像ギャラリー
































