東京都交通局のYouTubeチャンネル「みんくる・とあらんのゆるっ都Channel」に、新たな動画が追加された。たったの30秒の動画でサクサクと正解を解説するクイズ番組だ。マニアの皆さん、回答の用意はいいですか?
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■「みんくるクイズ~バスのミラーはいくつかな?~」
問題は「バスのミラーはいくつある?」だ。マニア的には「バスの運行形態や事業者によって補助ミラーをつけているので違うだろ!」と言われそうだが、あくまでも都営バスの路線車での話だ。
乗用車には通常は3つ付いている。ドアミラー(サイドミラー)左右1対と、バックミラー(ルームミラー)の合計3つだ。さて路線バスにはいくつのミラーが付いているのだろうか?
けっこうあちこちに付いているのだが、すべてに意味があるので、バスに関するイベント等で運転席に座る機会があればすべてのミラーの見え方を確認してみていただきたい。ミラーなしでは恐ろしくて運転できそうにないことがお分かりいただけるだろう。
■さて正解はいくつか?
気になる正解は11個だ。前ドア外の左前方に3つ、運転席外の右前方に3つ、車内前方前ドアを中心に4つ、そして中ドア上部に1つの合計11個だ。トップドアの高速車には中ドアがなかったり、車内前方のミラーが少なかったりと差異はあるが、概ね路線車の方が多い。運転士が安全を確認する場所が貸切車や高速車よりも多いからだ。
また立席前提の路線車は車内の確認も頻繁に行う必要がある。高速車では着席前提なので走行中は基本的に乗客は全員着座していてシートベルトをしている。よって路線車ほど頻度に確認する必要がない代わりに、走行中に車線や後続車を確認する機会が多くなる。
■すべては安全のため
バスの運転は確認に始まり確認で終わると言っても過言ではない。乗客の命を預かっているのはもちろんだが、運転士自身の免許と人生もかかっているのだ。不幸にも免許がなくなれば失業するので人生をかけている一面もある。
ちなみに免許の取り消しは該当する免許のみが取り消されるのではなく(バスの場合は大型二種免許)、免許人が受有しているすべての免許が取り消しになるので、普通免許はおろか原付免許も含めて持っている免許がすべてはく奪される。
運賃を払っている乗客なのでプロ運転士が運転する有償輸送のバスではあるが、お互いに事故(車内事故も人身交通事故と同じ扱いで処分される)のないように、バス乗車時には速やかに着席し、立席の場合は手すりにつかまって発車の合図を聞いたら特に注意したい。
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