コロナ以来のイベント規制が解除され「数年ぶり」というフレーズを耳にすることも多い。鉄道やバスのイベントも多く開催され、多くの来場者で賑わっている。今回は鉄道イベントの中でバスに関する出展を中心にレポートする。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■人多すぎで開場前倒しの大盛況!
今回訪れたのは三重県四日市市で開催された近畿日本鉄道(近鉄)のイベント「きんてつ鉄道まつり2023in塩浜」だ。2023年11月11日、12日の両日開催された。コロナ禍以降久しぶりの現地開催となったが、2023年も塩浜で開催されたほか、10月には五位堂でも開催された。
2022年は事前にインターネットで来場予約を行った4000人限定のイベントだったが、今回は自由に来場可能という本来の形に戻った。しかし開場時間の1時間半前に塩浜駅に着いたにもかかわらず、すでに多くの人が開場を待って並んでいた。9時30分すぎに入場が始まり、イベントスタートは予定より15分前倒しの9時45分であった。
会場は近鉄塩浜駅の隣にある近鉄塩浜検修車庫で、富吉検車区所属の名古屋線車両と明星検車区所属の大阪線車両の検査を行っている。その他では旧近鉄の路線である四日市あすなろう鉄道内部線・八王子線、養老鉄道養老線、伊賀鉄道伊賀線の車両の検査も行っている。
会場では運転士や車掌、運転シミュレーターなどの体験ができ、ダウントラバーサーによる台車移動や電気貨物車への台車積込み作業という検修車庫ならではのイベントが行われた。そして今回も三重交通が出展しグッズ・部品販売が行われた。
■お楽しみの物販は?
会場内では主に3つの待機列に振り分けられ、鉄道関連の部品販売、三重交通バスのグッズ・部品販売、その他各イベントやグッズ販売という構成だ。三重交通のバス部品販売では、テントへの入場を5名ずつ、買い物の時間を5分間と制限し多くのファンがテント内で混雑しないように対策されていた。
今回はバス停看板が1枚500円(3枚で1000円)、ステッカーやシートカバー、バスの前面に取り付けるフロントマスク、押鈴(いわゆるピンポン)や以前発行されていた冊子タイプの時刻表やバスのカタログもあり、数百円から高いものは数万円という部品も販売された。筆者もいくつか入手したのは言うまでもない。
隣のテントでは三重交通のグッズが販売された。こちらは待機列はなく自由に購入でき、伊勢地区で走行している連節バス「神都ライナー」のグッズ、バス停の形のアクリルスタンドや缶バッジ、過去の三重交通グッズの放出などもあり、売れ行きはなかなか好評のようだった。