■毎日運行ではないので注意!
降車後は次のバスがやって来るまで待機する。バス停が2つ並んでいるが、ここからは半田市の公共交通バス「ごん吉バス」に乗車する。やってきたバスもワゴンタイプだが、フルラッピングされたとても派手なバスである。そして違う市町のバスに乗るので乗車時の仕組みが変わる。
運賃が1乗車100円で、車内に降車ボタンがないので乗車時に降車バス停を乗務員に伝える仕組みになっている。運賃は仕切り板の下に募金箱のようなものが置かれていて、そこへ投入する。またこのバスはごん吉バス岩滑小線、アピタルートという路線で毎日運行されているわけではない。
この路線はもう1つ半田市内にある商業施設「パワードーム半田」へ向かうパワードームルートの2つのルートがあり曜日により行き先が変わる。このアピタルートには月・水・金の日のみの運行だ。コミュニティバスは毎日運行とは限らないので、乗り継ぎには下調べも必要だ。
アピタ半田店を出発したバスは駐車場の中を走行して市内の中心部まで走行していく。7分ほど乗車して「西尾信用金庫西」バス停で下車した。
■市町をまたいでも便利なのがいい!
今回は知多半島をゆくコミュニティバスを乗り継いでどこまで行けるのかをレポートした。コミュニティバスというと運行本数の問題や、鉄道との接続がうまくいかず敬遠しがちにだが、知多半島では市町をまたいでも乗り継ぎができるようにダイヤ設定されていて、バス停が市町の外にある等、便利な一面もあった。
また使用車両にも路線や利用者の状況に応じてさまざまであり、仕様も違っているのが興味深い。今回は刈谷市をスタートして半田市まで移動してきた。この先どこまで行けるのか、次回は知多半島南部をお届けする。
【画像ギャラリー】ハイエースコミューターにピンポンついてるってマジ?コミュニティバスを駆使して知多半島を縦断せよ!(北部編)(12枚)画像ギャラリー