焼酎ミニボトルが実質無料ってマジ？　西鉄の『くまもとモン×ひのくに号きっぷ』がオトクすぎる!!

2024年10月13日 / バスマガジン

　西日本鉄道（西鉄）は高速バス　福岡～熊本線（ひのくに号）往復乗車券と「くまモンミニボトル焼酎」引換券をセットにした『くまもとモン×ひのくに号きっぷ』を、全国バス乗車券アプリ「バスもり！」にて期間限定で販売する。

文／写真:古川智規（バスマガジン編集部）
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■乗車券の概要

　乗車券概要は次の通り。高速バス往復乗車券＋くまモンプリントの球磨焼酎ミニボトル引換券の3枚綴りがセット。販売期間は、2024年10月2日（水）～12月22日（日）で、利用期限は購入日から10日間。なお、発売枚数限定なので、予定枚数に達し次第販売を終了する。販売額は4500円。販売方法は、「バスもり！」アプリでのみ発売する。

　アプリでの支払い方法は、クレジットカード決済にコンビニ決済、銀行ATMによるペイジー、インターネットバンキングが利用できる。デジタル販売のため、バスのチケットや焼酎の引換券はすべてQRコードで行う。

　チケットは疑似的なページに綴られており、1ページ目に往路のバス乗車券、2ページ目に引換券、3ページ目に復路のバス乗車券が綴じられている。

■バス乗車はアプリからQR読み取り

　「ひのくに号」は一部の便を除いて座席定員制なので特に予約は必要ない。乗車して空いている座席に座ればよい。降車時にアプリの往路または復路のページから運賃箱に貼られているQRコードを読み取れば、デジタルスタンプで「使用済」とタイムスタンプが押印されるので、それを運転士に見せることで運賃支払いをしたことになる。

　くまもん焼酎の引き換え時は2ページ目のデジタルチケットをQRコードで認証し、デジタル「もぎり」を行うことにより引き換えることができる。

■ひのくに号

　高速バス「ひのくに号」は、西日本鉄道と九州産交バスが古くから運行している伝統の高速バス路線で、福岡市の中心地である天神と熊本市の中心部を結ぶ。JRの特急列車と常に競争を繰り広げてきた歴史があり、運賃競争や設備競争は言うに及ばず便数でも競い合った。

　鹿児島本線の特急列車が20分ヘッドで走り、往復割引乗車券を乱発したことから競争はさらに激化した。しかし九州新幹線の開業で到達時間はJR九州の圧勝となったが、新幹線特急料金が高くそれほど急がなくても良い人や、福岡市・熊本市双方の中心地を乗り換えなしで結ぶ利便性を選択する人が鉄道から「ひのくに号」に徐々に流れ出し、結果的に高速バスは増便するに至った。