■お土産でお持ち帰り保存しよう!
堅パンは北九州市内のスピナ等の西鉄ストアやスーパー、土産物店、北九州空港で手に入る。通常のサイズに加え、各フレーバーが小分けされたセット品もあるので、お好みで入手していただきたい。
レギュラーサイズのものは持ち帰ってそのまま非常持ち出し袋に入れておくと長期保存が効く非常食になる。堅パンは前述したとおり、製鉄所工員の栄養補給のために開発されたので、カロリーは高めで非常食にはもってこいだ。
本格的に非常食として長期保存したい場合は、日本製鉄が専用品として製造した約6kgのスチール缶に、堅パン36袋を密封して5年間保存できる保存用もある。
非常時にはスチール製のバケツになる他、中のクッション材を取り出してスチール缶の上に置けば椅子にもなる便利アイテムだ。1缶で4人家族が3日間、十分にカロリーが摂取できるという。通販でも購入可能だ。
■福岡市とは違う食文化の北九州
同じ福岡県でも福岡市とは異なる文化を持つ北九州市なので、ちょっと立ち寄っただけで違うお土産品や食を楽しむことができる。同社の「くろがね」シリーズでは「くろがね羊羹」もおススメだが、本稿の趣旨とは外れるので詳細は別の機会にする。
バスで行く場合はいずれも砂津バス停前のチャチャタウン小倉で手に入るので、はかた号での帰りを砂津から乗車すれば、お土産購入後に目の前から乗車できて便利だ。
九州へご旅行の際には北九州に立ち寄り、100年の歴史ある堅パンを試してみてはいかがだろうか。素人さんには危険なので、ぜひとも近くの北九州市民に食べ方を聞いてみることをおススメする。
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