男性が好きなものといえば、クルマにカメラに、そして時計なんて言われることも多い。日本には時計メーカーも多いが、そのトップに君臨するのがグランドセイコーだろう。
そんなグランドセイコーが日産GT-Rのエボリューションモデルともいえる「GT-R 50」とコラボ。超希少なコラボモデルを登場させた。
そのお値段2000万円オーバー!! GT-R NISMOを買えちゃいますけど。どんな時計なのか迫ります。
文:ベストカーWeb編集部/写真:SEIKO,Hublot
■たしかに名品だけど2000万円ってのは!?
時計とひと言で言っても上を見れば数億円、下を見ればホームセンターの数百円と、そのムーブメント(動作機構)やデザインで価格もピンキリ。
ご存じの人も多いと思うが、オメガやロレックスなど世界的人気ブランドはスイスに本拠地を置く。しかし日本にはセイコーが発売するグランドセイコーというモデルがある。
そのムーブメントは名だたるスイスメーカーにひけをとらないもので、まさに「メイド・イン・ジャパン」を1960年代から体現する時計だ。
そんなグランドセイコーが同じく日本を代表するスポーツカー、GT-Rとコラボした。しかもイタルデザインがデザインを担当し、720psまでパワーを高めたスペシャルな「GT-R 50」とのコラボになる。
ご覧のようにデザインテイストやカラーリングはGT-R50に似ている。
今回のコラボモデル、正式名称「スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフGMT featuring Nissan GT-R50 by Italdesign」は「最低価格が2000万円」。
この表記はGT-R 50の実車と同じく完全オーダーメイドで、その仕上がりによって異なるようだ。いわゆる「つるし」の状態が2000万円(税抜き)で、それ以上にベルトやデザインにカスタムをすれば価格はもっとあがる。
特に意味はないがGT-R NISMOの実車は1870万200円。念のため。
最大で3本の販売になり、東京は銀座の和光「セイコーフラッグシップサロン」で受け付け中とのこと。
たしかに2000万円という価格は高価だが、世界的に見れば限定3本の時計の価格としては安いほう。しかも「メイド・イン・ジャパン」を体現するGT-Rとグランドセイコーのコラボは歴史的にも意義があるだろう。
とはいえ、担当のお給料では到底買えないので、購入された方がいたらぜひベストカーにも見せてください!!
■世界にはもっと高いコラボウォッチがあるぞ!!
グランドセイコーの2000万円でも充分ぶっとびなのですが、驚くことなかれもっとお高いコラボウォッチも存在する。
それがこのHublot(ウブロ)の「MP-05 ラ・フェラーリ・サファイア」。お値段なんと6015万6000円。いや、フェラーリ買えるじゃん。
製品名からもわかるようにラ・フェラーリへのコラボで、まあ実車が1億円以上したので6000万円も納得か。
特長のひとつは50日のパワーリザーブ(稼働時間)。電池で動く時計が主流の今日では「2年くらい時計は動くじゃん」というごもっともなツッコミが入りそうだが、自動巻きの時計ではそうはいかない。
前出のGT-Rコラボのグランドセイコーはのパワーリザーブは一般的な72時間だ。それに比べると圧倒的な長時間稼働するのがこのウブロのモデルになる。それをゼンマイの機械仕掛けでやってのけるところが凄い。
ソーラー発電の時計を持っている人からしたら馬鹿らしいかもしれないが、ロマンを追い求めた時計なのだからそこに価値があるのだ。それはフェラーリも同じであろう。
とはいっても「そんなに高いの買えないよ~」という方にオススメなのが「テクフレーム フェラーリ トゥールビヨンクロノグラフ チタニウム」。
価格は1443万9600円。「MP-05 ラ・フェラーリ・サファイア」の75%オフ!! 充分に高いですけどね。
現実的な価格の時計がないか探していたら意外にお安いのがベントレーとのコラボをしているブライトリングのモデル。ブライトリングはベントレーの市販車の車内の時計も製造している。
ブランドネームを考えるとフェラーリばりの価格を想像していたが、ブライトリングは結構優しい。
それが写真の「ベントレーGT “ダークサファイア” エディション」。なんと価格はグッとお安くなって119万円。
6000万円や、2000万円を考えればかなり割安に感じる。24回ローンなら毎月5万円くらい。うーん、買えそうな気がしてきた。
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