別冊少年マガジンで連載中の女子高生×部活×e-SPORTSマンガ『命がけでもたりないのさ』(大柴健著)が、2021年1月に単行本第1巻が発売となりました。
単行本発売を祝して、本稿ではこのわくわく要素盛りだくさんな作品を紹介してまいります。まずはぜひご一読を! マジで面白いですよ!!
文/ベストカーWeb編集部
【第2話まで無料掲載】「最高の青春」を追い求めるゲームと青春の物語!!
■緻密で迫力あるスポーツカーバトル!!
亡き父親ゆかりの愛車R34スカイラインGT-R。その助手席に乗った思い出を胸に、15歳の女子高生・加賀美唯華が高校ゲーム部で(e-SPORTSで)「世界」を目指すという、クルマ好きならもうプロットの時点で「読みたい!」と唸るであろう『命がけでもたりないのさ』(大柴健著)。
クルマ好きが本作を読んでまず驚くのは緻密で迫力のあるスポーツカー描写。主人公が駆る名車R34スカイラインGT-Rはもちろんのこと、第一話からスターレットグランツァV(←いきなり激シブ)と公道バトルを繰り広げるシーン(ゲーム内でだが)はとにかくカッコいい。大柴先生といえば『君が死ぬ夏に』(全7巻)でも好評だった美しいキャラ造形や、胸がきゅーんとなる関係性、謎めいたストーリー進行は本作でもいかんなく発揮されており、そのうえ、やっぱり、スポーツカーが、美しいんです!!
本企画担当者が個人的にぜひ推しておきたいのが、作中ときおり放たれる心に刺さるセリフ回し。
「何か始めては「これじゃない」、何に対しても「アツくなれない」、そればっか。1つのことを一生懸命続けてみないとさ、それが最高かなんてわからなくない?」
「そうやって正論で殴りゃ変わるだろうなんて、殴る側のエゴだからな!」
このやり取りを読んで心に刺さったトゲを抜くのに20秒かかりました…。
第1巻収録の第4話では黒い70スープラ(マジか)も登場し、スポーツカー好きのツボを押さえた車種選びにも注目したい。
「ゲームの話」、「女子高生の話」と侮るなかれ。熱くて愉快で胸がときめく青春活劇、ぜひ手に取ってみてください!!
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