水野和敏はなぜメディアで自動車評価をするのか? 稀代のエンジニアが明かす開発者の矜持『水野和敏が斬る!!』本日発売

水野和敏はなぜメディアで自動車評価をするのか? 稀代のエンジニアが明かす開発者の矜持『水野和敏が斬る!!』本日発売

 ベストカー本誌でもおなじみの水野和敏氏。言うまでもなくR35GT-Rを開発リーダーとして生み出した自動車開発エンジニアだ。

 そんな水野氏がベストカー本誌で10年に渡って記事を寄せている『水野和敏が斬る!!』では、歯に衣着せぬ厳しい視点で内外の自動車を評価している。

 水野氏はどのような視点で自動車評価をしているのか? その神髄をまとめた1冊をぜひ読んでください!!

文、画像/ベストカー編集部

自分はジャーナリストではない、プロフェッショナル・エンジニアだ

 10月24日に発売となった『別冊ベストカー カリスマエンジニアが自動車評価の神髄を伝える 水野和敏が斬る!!』(講談社ビーシー/講談社) 定価1650円(税込み)

 水野和敏氏がベストカー本誌で連載する『水野和敏が斬る!!』から印象的な記事をまとめた一冊だが、それだけではなく、水野氏の自動車評価に対する思いや考え方を綴った書き下ろしの特別企画を盛り込んだ、水野さんの想いが詰まったページがある。

プロフェッショナル・エンジニアの視点で自動車評価をするという水野和敏氏
プロフェッショナル・エンジニアの視点で自動車評価をするという水野和敏氏

 以下、その思いをお伝えする一節を紹介しよう。

===(本書より引用ここから)===

 私は自動車評論家や、ジャーナリストではありません。徹底的に「プロフェッショナル・エンジニア」に拘ります。

 これまでさまざまなカテゴリーの市販車や、トップクラスのレーシングカーの開発に携わり、その結果も残してきました。世界でもこのようなエンジニアは私だけだと思います。

 ベストカーで『水野和敏が斬る!!』と題して検証と評価をしていますが、私は「読ませる記事を書くジャーナリスト」としてではなく、プロ・エンジニアの視点で、「適用されている技術」や、「性能と機能の達成レベル」、そして「デザインの要素と空力」など、エンジニアの視点で専門的な視点で解説しています。基本的な操縦安定性や安全性などについては、当然のことですが、個人的な嗜好は排除して、ニュートラルな視点でカテゴリーに照らし併せて検証をしています。

個人的な趣味や嗜好などは一切排除して、ニュートラルな視点でエンジニアリング的な視点での評価をすると水野氏は言う
個人的な趣味や嗜好などは一切排除して、ニュートラルな視点でエンジニアリング的な視点での評価をすると水野氏は言う

 ここで一番大切なことは「ニュートラルな自分の視点」を造った後に、商品性の評価をすることです。

===(本書より引用ここまで)===

 ほんの一節だが、水野和敏氏がベストカー本誌で自動車評価記事を積極的に行っている、その根底にある思いだ。こうした水野氏の考えや思い、そして具体的な評価の手順などを徹底的にお伝えしています。ぜひともご一読ください!

【商品概要】
『カリスマエンジニアが自動車評価の神髄を伝える 水野和敏が斬る!!』
定価:本体1500円(税別)
発売日:2023年10月24日
判型:B5判
ページ数:96ページ
ISBN978-4-06-533558-1
発行:講談社ビーシー/講談社

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