プリウスのようなハイブリッドカーは生まれるのか
日産にはe-POWERがあるから不要だと思われるかもしれないが、プリウスのような超高効率のハイブリッドシステムは、今でも日産が欲しいと思っている技術であろう。
現行型プリウスの燃費は37.2km/L(JC08モード)、日産ノートは34.0km/L(JC08モード)と、プリウスよりも車格が下なのに燃費性能が届いていない。
現行型ノートは2012年登場とすでに9年目に突入しており、そろそろモデルチェンジがなされるタイミングだ。果たして、次期型e-POWERでは効率をどれだけ上げられるのか、注目である。
売れる軽スーパーハイトワゴンは日産で開発されるのか
日産にもデイズルークスという車種が一応はある。
しかし、2014年に発売開始した現行デイズルークスは、三菱との共同開発(NMKV)であり、日産の開発が存分にかかったクルマではなかった。
2019年1月に登場した日産側が設計開発を担当した新型デイズ/デイズハイウェイスターは、静粛性が高く、走りの質感もあり、そこらの軽自動車たちを駆逐した勢いであった。
しかし、その後わずか半年ほどで登場したホンダのN-WGNはその上を達成しており、軽自動車の開発力では、日産はホンダに負けている。
数年後には、日産の息のかかったデイズルークスが登場予定だという。経験値の少ない軽自動車開発で、日産がどこまで王者N-BOXに迫れるのか?
今後、大変に面白い戦いになっていくだろう。
まとめ
経営危機で、グローバルでの従業員数の約10%にあたる人数の人員削減をし、モデル数もグローバルで10%を削減すると発表している日産。
筆者が日産に入社したときは、ゴーン元会長のもと、V字回復の真っただ中だった。
今回もきっと持ち直してくれるという願いをこめて、時には厳しい意見もさせていただきながら、日産に関する記事を書き続けていきたいと思う。
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