2024年11月の決算発表以降、なにかと世間をざわつかせている日産。ファンには心配なところだが、日産が自社で開発中と報じられていたPHEVについて、「三菱のシステムを搭載する」という報道が出てきたようだ。ファンの心配はまだまだ続く!?
※本稿は2024年11月のものです
文:角田伸幸/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年12月10日号
■三菱のPHEVシステムを2025年版ローグに搭載か
自社でPHEVを開発中と報じられた日産だが、ここへきて逆の報道がなされている。「エクストレイルの北米版であるローグが、三菱のPHEVシステムを搭載する」というものだ。
実際、北米日産は「2025年版ローグにPHEVを投入し、それには三菱の技術が使われる」とコメントしているが、これは2024年3月に発表された経営計画「The Arc」からも予想できたことなので驚くにはあたらない。
この背景だが、日産が北米市場の回復を急いでいることの表れといえる。日産は2024年4~6月期に北米市場が赤字に転じ、前年同期比99.2%減という減益を計上した。この状況を一刻も早く打開するために、三菱とのアライアンスを活用するのだろう。
つまりe-POWERのPHEV版は、ローグとは別に開発が続いていると予想する。たとえば欧州のヒット作であるキャシュカイは、デビュー時からe-POWER投入をうたっているから、こいつにPHEV版e-POWERが積まれる可能性もある。
ともかく今の日産にはPHEVが不可欠。今後の展開が楽しみだ。
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