2022年8月登場のレクサス IS500。SUV全盛のこの時代にセダンタイプのボディが逆に新鮮なスポーツモデルだ。5LのV8という大排気量NAエンジンに8速ATを組み合わせた、レクサスらしいプレミアムな正統派スポーツの乗り心地はどうだ!?
※本稿は2024年11月のものです
文:片岡英明/写真:レクサス、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年12月26日号
■レクサス IS500(850万円)
平凡なセダンボディに高性能を隠した「羊の皮を被った狼」であり、大人のプレミアムハイパフォーマンスカーでもある。搭載しているのは、今では希少な5LのV型8気筒DOHCだ。これにスポーツダイレクトシフトの8速ATを組み合わせ、NAエンジンならではの伸びのいい加速を楽しめる。
しかも扱いにくさはなく、低回転からパワーとトルクが素直に湧き出す。プラットフォームは1世代前だが、きめ細かい改良によって乗り味の洗練度が高められている。リア駆動のリニアな運転感覚は、操る楽しさに満ちたものだ。弟分のIS350のFスポーツが実力派なのは悩ましいが……。
・登場年月:2022年8月
・おすすめグレード:Fスポーツパフォーマンス
・スポーツ度:★★★★☆
●レクサス IS500【諸元】
・全長4760×全幅1840×全高1435mm
・ホイールベース:2800mm
・V8、5.0L・NA(481ps/54.6kgm)
・WLTCモード燃費:9.0km/L(Fスポーツパフォーマンス)
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