かつてダイハツのエントリーモデルだったエッセ。60万円台スタートとかなりお手頃であったが一部で今、大変な人気を博しているのだ。当時はめっちゃ売れてる!! というイメージはなかったのに、なんで今!?!? エッセ人気の真相がスゴかった!!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ホイールキャップもインパネも色替えできたの!? スポーツカー並の内装もお見事!! 今見ると激かわなエッセをどうぞ(6枚)画像ギャラリー■え、エッセって60万円台スタートだったの!? 実用車まさかの今
手ごろな価格で購入することができる軽自動車はセカンドカーとしても人気が高いのは知られるところだが、近年は安価なスポーツカーが減ってしまったこともあってか、軽自動車のMT車が意外な人気を集めている。
ここのところ人気の高まりが顕著なのが、ダイハツ エッセだ。2005年から2011年まで販売されていたエッセは、新車時は特にスポーツモデルということもなく、安価なグレードでは新車価格で60万円台(デビュー時)という低価格もあって、どちらかというと近所のアシに最適な実用車という位置づけだった。
【画像ギャラリー】ホイールキャップもインパネも色替えできたの!? スポーツカー並の内装もお見事!! 今見ると激かわなエッセをどうぞ(6枚)画像ギャラリー■NAで58馬力はお見事!! 高回転エンジンってのも後に大ウケ
そんなザ・実用車だったエッセは、メインの量販グレードはAT車のみのラインナップとなっており、当初は最も安価な「エコ」というグレードにのみ、5速MTが用意されていた。
ただエコといっても特に特別な低燃費技術は盛り込まれておらず、必要最低限の装備のみで700kgジャストと軽量だったこと。ATが3速と4速だったのに対し、5速と多段となるMTが搭載されていたことで、必然的に26.0km/L(JC08モード燃費)というエッセの中でトップの燃費性能を持っていたのだった。
また搭載されるエンジンもEFエンジンからバトンを受けた新世代のKFエンジンとなり、エッセに搭載されていたものはNAながら最高出力58PSを発生!!
KFエンジンのNAの中では最も高出力な仕様となっており、最高出力を7200回転で発生させる高回転型エンジンであることも相まって、MTとの相性が抜群によかったのである。
こういった点に目を付けた好事家たちがエッセをベースにカスタマイズを行うようになり、それに伴ってアフターパーツメーカーからもエッセに使用できるアイテムが続々とリリースされて現在に至っている。
【画像ギャラリー】ホイールキャップもインパネも色替えできたの!? スポーツカー並の内装もお見事!! 今見ると激かわなエッセをどうぞ(6枚)画像ギャラリー■AT車ならまだ安価!! クラッシュしてもハコ替え可能なのもデカいぜ
エッセ自体は21万台以上が販売されたロングセラーモデルであるため、MT車は高値となっているが、AT車はまだまだ安価に購入可能。
サーキット走行などでクラッシュした場合でも、パワートレインさえ無事であればハコ替えが容易というのも魅力で、90年代ごろの日産車のノリが通用するのも当時クルマ遊びをしていた世代からすると懐かしさや嬉しさを感じるポイントと言えるだろう。
また安価で簡素でありながらも、まるで欧州の実用車のような愛嬌と雰囲気を持っていることも人気の理由のひとつとなっており、意外にも買えの利かないクルマである点も魅力のひとつではないだろうか。
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