日本では全長4.3m級のSUVが扱いやすくてちょうどいいと思う。ホンダのヴェゼルやWR-V、マツダCX-30、かつてのトヨタC-HRなどがこれに当てはまるが、実はスズキにもドンピシャのモデルがある。インドで生産している「グランドビターラ」がそれ。おまけにこいつ、ぶっ飛んじゃうほどカッコいいのよ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:MURUTI SUZUKI
【画像ギャラリー】フロンクスより売れるかも? グランドビターラのお姿をじっくり見て!(24枚)画像ギャラリーボディサイズはヴェゼルとほぼ同寸!
グランドビターラとは、そもそも2代目&3代目エスクードの輸出名だ。ところがそのエスクードが4代目へ切り換わることとなり、ハンガリー生産に切り替わった時点で名前が途絶えてしまう。復活したのは2022年。スズキがインドで作ることになった新しいSUVモデルに、この名が与えられたのだ。
その新生グランドビターラなのだが、ボディサイズは全長4345mm、全幅1795mm、全高1645mmという、まさに冒頭で述べた4.3m級の扱いやすいサイズ。全長と全幅がホンダ ヴェゼルと5mmしか違わないといえば、サイズ感がイメージしてもらえるだろう(※車高はヴェゼルのほうが50mmほど低い)。
とはいえ同じなのはサイズだけ。ヴェゼルがどちらかといえば軽快な印象なのに対し、グランドビターラには4.3mとは思えない重厚さがある。リアエンドまでしっかり伸びたルーフラインが、スクエアなキャビンと荷室を形作っているのだ。
【画像ギャラリー】フロンクスより売れるかも? グランドビターラのお姿をじっくり見て!(24枚)画像ギャラリーくらくらするほどカッコいい!
そしてなによりも言いたいのが、カッコよさだ。フロントマスクなどには明らかにフロンクスとの共通性を感じるが、フロンクスのようなクーペ感ではなく、オフロード4WDとしての存在感がある。このまんま日本に持ってきても、ライバルと十分以上に渡り合うスタイリングだといえよう。
パワートレインだが、1.5Lのマイルドハイブリッドに加え、マルチスズキ初となるフルハイブリッド「インテリジェント・エレクトリックハイブリッド」を搭載する。駆動方式はFFと4WDが選べるが、4WDは4代目エスクードでも定評のある「ALLGRIP」を採用している。
さてこのグランドビターラ。インドはもちろん、アフリカや中東、東南アジアにも輸出されているのだが、肝心の我が国には輸入されていない。ここはスズキに正座してお願いしたい。「グランドビターラを日本にも入れてほしい!!!」
ちなみにマルチ スズキは、1月にインドで開かれたオートエキスポで、「アドベンチャーコンセプト」というカスタムモデルを公開したルーフやホイールをブラックアウトし、オーガニックグリーンの車体と組み合わせた出来栄えはじつに秀逸。これをみれば、日本のグランドビターラ待望論はさらに高まるだろう。
フロンクスでできたんだからグランドビターラだって導入できる。スズキよ、ぜひ決断してほしい!!
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