汚いクルマがくもりやすいワケ
実は、サーッとくもりが取れるクルマと、くもりやすく、さらにいつまでもくもりが取れないクルマというのがある。
その原因は「汚れ」。掃除をしていないクルマほど、くもりやすいのだ。窓ガラスだけをきれいにしても、車内がほこりだらけだと、くもりにイライラさせられることになる。
湿気はほこりに吸収されるため、ほこりっぽい車内は湿度も高くなりくもりが発生しやすくなるのだ。他に、ペットの毛なども湿気を引き寄せやすい。
そのため、定期的に掃除機や粘着ローラーを使って、ほこりを減らすことが重要となる。
もちろん、窓ガラスの内側に油膜や手あか、水あか、タバコのヤニなどの汚れがべっとり付いているようなクルマもとにかくくもる!
汚れが付いたガラス面には小さな凸凹ができ、そこに水滴が入り込むことでいつまでもくもりが取れなくなってしまうのだ。
加えて、汚れがあると水分が不均一に付着し、ムラになってますます視界が悪化してしまう。
【画像ギャラリー】くもらないためには掃除と除湿がキモ!(9枚)画像ギャラリーじゃあ、正しい方法で窓ガラスをお掃除しよう
窓ガラスのくもり対策には、まずは窓ガラスの掃除から。ここからは窓ガラスの掃除法をいくつか紹介する。どの方法も、簡単でコスパも抜群なので試してみてほしい。
●精製水を使う
不純物を含まない精製水はガラス面の拭き掃除に最適。拭きムラや水あかを残さずに掃除することができる。
繊維が残りにくいマイクロファイバークロスなどに精製水を付けてガラス面を拭く。乾拭きをしなくても拭きスジを付けずに汚れが落ちる。
ただし、長らく窓ガラスなんて拭いてないなぁなんて人、喫煙車の場合は、油膜やヤニなどの頑固な汚れがこびり付いている可能性が高く、この方法では不十分なので次の方法へ。
●無水エタノールを使う
無水エタノールは洗浄能力にも優れ、安価でコスパもいい。その名のとおり水を含まず揮発性にも優れていることから水拭きのように水滴の跡が残ることない。
ゴム手袋とマスクを着用し、マイクロファイバークロスに無水エタノールを染み込ませ、汚れの気になる箇所を中心にガラス面全体を拭き上げる。
ただし、無水エタノールは、引火性があるため、近くで火を使用せず、ドアを開けて換気をしながら行おう。
また、ABS樹脂、アクリル樹脂、ナイロン、革製品などを変質させてしまうため、これらの素材を使ったところには付着させないことも注意点だ。
●消毒用アルコールスプレーを使う
ガラス面にアルコールスプレーを吹きかけ、マイクロファイバークロスで拭き上げる。アルコールスプレーは75%以上のもののほうが揮発しやすいので使い勝手がいい。
無水エタノール同様、木材や革などの天然素材やプラスチックに付着すると劣化を引き起こすので取り扱いには注意。
●中性洗剤を使う
タオルに10倍くらいに薄めた中性洗剤液に浸けて硬めに絞ってからガラス面全体を拭き、その後にマイクロファイバークロスで乾拭きをする。
●お酢を使う
水あか取りに効果を発揮するのがお酢。お酢(掃除用クエン酸でも代用可)と水を1:1くらいの割合で混ぜてスプレーボトルに入れてガラスに吹きかけ、マイクロファイバークロスでガラス面全体を拭き上げる。
クエン酸の場合は、水1カップ(200cc)に対し、小さじ1杯程度のクエン酸が希釈の目安。
臭いが気になるなら、精製水を付けたマイクロファイバークロスで拭き取る。ただし、酸は金属を錆びさせるので、金属部分などに付かないように注意しよう。
くもり止めスプレーなとの使用も効果的だが、やはりガラス面にこびり付いた汚れを取ることが先決。汚れや油膜が付着していると、成分が均一にガラス面に定着しにくくなり、ムラができたり、効果が持続しなかったりすることがあるからだ。
臭いはモトから断たなきゃダメといわれるが、くもりも同じ。とかく手を抜きがちだが、車内清掃は定期的に行うようにしよう。
また、クルマは気密性が高いため、水分湿度が上がりやすい。そのため、車内に除湿器や除湿剤を置くこともお薦め。車内の空気中に含まれる水分を取り除いて湿度を下げることが可能となる。
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コメント
コメントの使い方外気循環って どうすれば出来るのですか?無理でしょ!車って完全密閉じゃ無いし、導入された外気分は外に逃げるんだよ! もう一度聞きます。外気循環ってどうすれば出来るのですか?