窓がくもるクルマは[汚い]!?  [窓ガラスがくもりやすい汚車]脱却への道

窓がくもるクルマは[汚い]!?  [窓ガラスがくもりやすい汚車]脱却への道

 冬、雨天時、エアコンをつけると窓がくもる!! あーすぐに出発したいからとりあえずウエスでゴシゴシ。ところが状況は悪化!? なんとか切り抜けたと思ったら、今度はサイドがびちょびちょだーっ!! クルマを日常的に使う人にとってはこれって超ストレス。このストレスを少しでも緩和するための策を考えてみたい。

文/藤原鉄二、写真/写真AC、Adobe Stock、アイキャッチ画像/Leonardo@Adobe Stock

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窓ガラスはなぜくもる?

 窓ガラスをくもらせる主な原因は「結露」(けつろ)。これは、空気中に分散している細かい水分(水蒸気)が集まって大きな水滴になる現象のことだ。

 湿度が高くなって空気中の水蒸気が増えれば増えるほど結露は発生しやすくなる。湿度の高い梅雨時期に結露ができ、窓ガラスがくもりやすくなるのはこのためだ。

 ここでギモンに思うのは、湿度が低い冬になぜ結露ができやすくなるのかということ。

 答えは「車内と車外の温度差」。

 暖房で温められた空気が冷えた窓ガラスに触れると、空気中に漂っていた水分が液体になる露点という温度に達し、ガラスに水滴(くもり)が発生するのだ。

 加えて、呼気や汗、濡れた衣服や傘、車内の飲み物などから水分が放出されて車内の湿度が高くなることも結露発生の原因となる。

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まずは正しいエアコン使いをマスターすべし

掃除と除湿がキモ!!!!  [窓ガラスがくもりやすいクルマ]脱却への道
デフロスターとリアデフォッガーON→エアコンON→外気導入が正しい方法。風量が強いほどくもりを取る効果が高い(GreenThumbShots@Adobe Stock)

 窓を全開にして外の乾いた空気を入れ、車内の湿気を追い出すことが理想だが……。冬は寒いし、そろそろ花粉も入ってくるし、雨天時は雨が吹き込むし、とにかく全開にはしたくない。

 そんな時はやはりエアコンに頼るしかない。

 エアコンの使い方なんて耳タコと思っている人も多いと思うが、意外と間違っている人は多いもの。今一度、くもりを取るために正しくエアコンが使えているかを確認してほしい。

 正しいエアコンの使い方は……。「デフロスターとリアデフォッガーON→エアコンON→外気導入」に切り替える。

 外気導入にすると乾燥した空気が一気に車内に入ってくるので、車内が除湿されて走行中もくもりが復活しづらくなる。

 ただし、オートエアコン機能搭載車の場合は、暖房時は外気導入で使用することがデフォルトとされているため自動的に外気導入に切り替わるはずなので、一連の操作は基本的には必要なくなる。

 デフロスターやリアデフォッガーのような機能がないサイドウィンドウはくもりが取れにくい。その場合は、1cmくらいでいいのでウィンドウを開けておくと早めにくもりが取れる。

 ただし、窓開けは湿度が高い時には逆効果となるので雨の日は避けよう。

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湿度が高い雨の日には外気循環オンリーは逆効果なことも

 湿度が低い時期は、基本的に外気導入ONが基本だが、雨天時、梅雨時期のような湿度が高い時には外気循環オンリーだとくもりが復活する可能性がある。

 ということで、車内の湿度がある程度下がってくもりが取れた時点で、デフロスター+内気循環に切り替え、外部の湿気をシャットアウトしたほうがいいだろう。

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