SFの名に恥じぬような行動を
SFは『アジア最速』を競うレースを謳っている。世界でも類を見ない万世一系を誇る皇族の御方を名誉総裁に戴いたニュースやその映像は、当然世界にも発信されている。
だがそのニュースに接した際に、世界の人々が「日本人はInperial Familyにこのような態度、言動をするのか?」と驚かれるようなことがあっては、SFのスポーツとしての地位向上を妨げはしてもプラスにはなるまい。
承ったところによると、瑶子女王殿下は率直にして気取りのないお人柄だそうだ。サーキットでレース関係者がラフな態度を取ったとしても、それを咎められたりお気になさることはなかろうし、WECのハプスブルグ選手もレースの現場で『Your Highness(殿下)』と呼ばれるのはゴメンだと話している。
とはいえ、女王殿下ご自身がお許し遊ばされたとしても、世間一般の眼に無礼や非礼に映るような言動や服装は、モータースポーツ界全体のためにも厳に慎むべきだ。
実際、昨年7月の富士で式典で、ご登壇された瑶子女王殿下が白い皮手袋をご用意遊ばされていた意味に考えを巡らせているのかどうか、疑問を感じざるを得ない関係者がいたことはとても残念に思えた。
このたびの女王殿下の名誉総裁ご就任が、SFの地位向上のみならず、どの分野であれ世界を目指す際に必須となる『国際儀礼=プロトコル』について、若い人々が知識を深める良い機会になることを願っている。

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