■国内市場では今何が売れている?
2019年11月のSUVジャンルの売上TOPはライズ(7484台)、2位はC-HR(5097台)、3位はRAV4(4988台)、4位はロッキー(4284台)、5位はヴェゼル(2909台)であった。このなかで、「クーペスタイルSUV」はC-HRのみであるが、注目なのが、6位のCX-30(2690台)だ。これまでマツダのSUVといえばCX-5(1321台)であったが、その台数を(11月単月では)抜いたのだ。
マツダ3も登場後、数カ月経ってから売上台数が伸びてきた。10月末に登場したばかりのCX-30もまた同じく、徐々に売り上げを伸ばす可能性は十分にあるだろう。さらにマツダは、今後MX-30というクーペスタイルのEV-SUVも投入予定だ。これらがヒットすれば、マツダは急激に盛り返すことができるだろう。
ちなみに2018年の4WD SUVジャンル売り上げNO.1のエクストレイルはたったの1919台で、SUV全体で7位、という状況。エクストレイルももはや商品力が尽きる寸前、日産OBである筆者としては、2020年の日産に期待している。
将来的には、日本メーカーの得意な、コンパクト車のパッケージを生かした「奇策」を生み出せれば、また新たなカテゴリへジャンプを起こすのではないかと、期待している。
環境問題や技術の発達、人々の生活や意識の変化、多様化など、時の流れとともに重要視されるもの必要とされるものは変わって当然である。時代の流れとともに進化するクルマに、今後も期待している。
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