“かもしれない運転”で事故が発生しやすいシチュエーションとは?
1.交差点の右折時
交差点は交通事故の非常に起きやすい場所で、特に「右直事故」と呼ばれる直進車対右折車の事故が多い。
信号機のある交差点での右折時、右折先の歩行者用信号が点滅を開始すると、対向車は止まることよりも加速することが多い。自車が「先に行ける」と思っても、対向車が「加速してくるかもしれない」と思うことが重要。
また、信号機のない交差点の右折時に直進車が道を譲ってくれたとしても、直進車の影からすり抜けてくるオートバイや自転車(加速が苦手なので、勢いのまま走ってきやすい)が「飛び出してくるかもしれない」と考える。
2.車間距離
流れの良い道路でも、前方が工事中、道路脇の施設への出入り、歩行者などの飛び出しで前走車が急ブレーキを踏むことはよくある。
そのため、流れの良い道路であっても前走車に近づきすぎず「急ブレーキを踏むかもしれない」と考える。
また、「その先の施設に入る」と思いきや、数m手前で駐車や脇道に入る場合もあるので、車間距離には十分注意。
さらに、ウインカー(またはハザード)などの意思表示よりも先にブレーキを踏むクルマも一定数いることも頭に入れておきたい。
3.住宅街の道
歩行者の安全確保のために、生活道路に時速30kmの速度規制を設けている“ゾーン30”。住宅街では玄関や塀の陰から急に人が出てくることはよくある。また、駐停車中のクルマのドアが急に開くことも……。
時速30kmで走っているから安全ではなく、「こちらの存在に気づいていないかもしれない」と常に考えて走りたい。
また、住宅街などの細い道から太い幹線道路に出る際、特に多い事故が左からくる歩行者や自転車との接触事故。
停止線があってもその位置で停止すると安全確認ができないため、停止線を越えて前方道路の安全確認ができる位置まで進んで止まるクルマが多いが、この時に左からの歩行者や自転車と接触しやすい。
停止線で停止した後は少しずつ前進し、塀などでクルマから見えにくい歩道を進んでくる「歩行者や自転車がそこにいるかもしれない」と考えたい。
こうして文字にすると、「ああ、そういえばそんなシーンで危ない目に遭いそうになったな……」と思ってもらえるかもしれない。
今一度思い出すことで、今後の事故防止に役立つのであれば幸いである。
【画像ギャラリー】思い込み運転をしていませんか?(8枚)画像ギャラリー![「来ないよなぁ」「いないよなぁ」は危険です!! ベテランドライバーは超要注意!! 事故につながる[思い込み運転]](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2025/04/06144829/27492895_m-600x362.jpg)








コメント
コメントの使い方前方の信号が替わらないうちに走り抜けることばかりに夢中に。だから事故なんて頭の隅にもない。