やっぱりロードスター最高!! プロが「マツダに感謝」と思わず口にしたその走りとは

やっぱりロードスター最高!! プロが「マツダに感謝」と思わず口にしたその走りとは

 クルマはやっぱりドライバーの意のままに走らせることができてこそ楽しい。最新版「人馬一体」車を、山野哲也氏と小山美姫氏が走らせて判定する。ここでは、人馬一体の代名詞、マツダ ロードスターに試乗し人馬一体度を評価する!!

※本稿は2025年4月のものです
文:山野哲也、小山美姫、ベストカー編集部/写真:大西 靖、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年5月10日号

【画像ギャラリー】人馬一体の「基準車」!! 人馬一体と聞いて真っ先に名前が挙がるマツダ ロードスター(16枚)画像ギャラリー

ロードスターは「人馬一体」の基準だ!

人馬一体企画お馴染みの山野哲也選手に加え、今回はレーシングドライバーの小山美姫選手にも人馬一体をテーマに各車を評価してもらった
人馬一体企画お馴染みの山野哲也選手に加え、今回はレーシングドライバーの小山美姫選手にも人馬一体をテーマに各車を評価してもらった

山野「まずはマツダに感謝です。ロードスターのようなクルマを作り続けてくれることは、会社の利益だけを考えたらできないことです。でも、初代NA型から基本コンセプトを貫きながら現在の4代目までしっかりと進化させながら作り続けてくれている」

小山「やっぱりロードスターはいいですね! レーシングドライバーとしては、狙ったとおりの動きをしてくれることが一番うれしい」

山野「軽量化とともに、サスペンション設計にコストをかけているのがよくわかります。ロールやブレーキングでのノーズダイブなどで姿勢変化が発生しても、4つのタイヤの接地面が変化しないのです。常にタイヤのトレッド面がしっかりと路面に接地している。

 もちろんタイヤの限界を超えれば滑り出すのですが、滑り出しても安定している。まさに意のままに操れます」

小山「軽さも魅力。1.5Lエンジンはアンダーパワーには感じません。3速、4速を使ってパワーを引き出して走らせる感覚も楽しいです」

山野「軽いとコーナリング時のイナーシャだけでなく、ブレーキやタイヤの負担も小さくなりますからね」。

マツダ ロードスターRS……人馬一体度:98%

タイヤはヨコハマのADVAN SPORT V105を装着。RSはブレンボ製ブレーキシステムを採用
タイヤはヨコハマのADVAN SPORT V105を装着。RSはブレンボ製ブレーキシステムを採用

●山野哲也の評価

 人馬一体の基準となるクルマと言っていい。エンジンパワーはけっして大きくはないが、軽い車体にはちょうどよく、エンジンパワーを活かしきって走らせる感覚もまた人馬一体感を高める。

 そしてなんと言ってもサスペンションが素晴らしい。足が伸び縮みしてもタイヤの接地面が変化しないため、常に安定した操縦性を発揮できるのだ。

●小山美姫の評価

 1.5L・NAエンジンはけっしてパワフルではありませんが、軽快に吹け上がって、4速から5速まで使ってしっかりとパワーを使いきれるのが気持ちいい。操縦性は軽さがもの凄く効いていて、操舵に対して思ったとおりの動きをしてくれます。まさに人馬一体です。

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

満を持して新型レヴォーグ登場か!? レクサスV8特集も掲載のベストカー8.10号発売中

満を持して新型レヴォーグ登場か!? レクサスV8特集も掲載のベストカー8.10号発売中

ベストカー8.10号 特別定価 590円 こんちゃ!連日の暑さを楽しもうと思い、今月は箱根ターンパイ…