【ガチで選んでみました】「冷静に考えるとこの値段で買えるのはおかしい」と思うクルマ3選

購入後のコスパを考えるならコレ!! トヨタ「ヤリスハイブリッド」

 ただ、フィットe:HEVのライバルである、トヨタの「ヤリスハイブリッド」も負けてはいない。最廉価グレード「X」は税込220万円とフィットe:HEVよりも約6万円高いが、ヤリスハイブリッドの真骨頂はその燃費性能。世界トップレベルの35.4km/L(WLTCモード)という驚きの性能を実現しているのだ。フィットe:HEVを大きく上回るこの燃費性能は、購入後のランニングコストに大きく貢献してくれる。

 低燃費だからといって、走行フィールはパワー不足を全く感じさせず、乗り心地も快適で遮音性能も高い。最小回転半径4.8~5.1mと取り回しのよさも抜群だ。

 室内空間の広さや質感といった面はフィットe:HEVのほうが優れるため、使い方によっては不便を感じる面もあるかもしれないが、ドライバーひとりでの移動ならこれで十分。ヤリスハイブリッドはまた、リセールバリューが高いのも特徴。購入価格だけでなくトータルでのコスパに優れるのがヤリスハイブリッドなのだ。

ヤリスハイブリッド。驚異的な燃費性能や運動性能、静粛性は、ハイブリッドの価格上昇分を差し引いてもかなりのコスパだ
ヤリスハイブリッド。驚異的な燃費性能や運動性能、静粛性は、ハイブリッドの価格上昇分を差し引いてもかなりのコスパだ

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 スイフト、ヤリスハイブリッド、フィットe:HEVは、いずれも単に安いというだけでなく、性能・装備・安全性・経済性といった多角的な要素において価格以上の価値を提供している。どれを選んでも損を感じることはないと思うが、購入時の安さを優先するならスイフト、何にでも使えるクルマを求めるならフィットe:HEV、購入後のコスパを求めるならヤリスハイブリッドというところだろう。参考になれば幸いだ。

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