暫定税率はなくならず、トリガー条項も凍結したまま、補助金が出てもまだまだ高い、ガソリン価格。ととにかくクルマに乗る人々にとっては非常に厳しい状況が続いている。そこで、ガソリンを割安に買う方法を紹介する。組み合わせながら活用すれば、何も考えずに給油するよりはるかに節約できるはずだ。
文/鈴木喜生、写真/写真AC、Adobe Stock
【画像ギャラリー】高すぎるガソリン代を1円でも安くゲットしよう!(7枚)画像ギャラリー安くするにはアプリをフル活用
ガソリンを安く入れる方法はさまざまある。専用アプリや会員カード、提携カードやクーポンなどの使用のほか、各企業やスタンドが定期的に行うキャンペーンなどなど。これらのサービスを確実に使えば、1回の給油あたり数%、年間では数万円以上の節約になるはずだ。
1.「価格比較アプリ」を活用する
ガソリン価格を比較できるアプリやサイトを活用して、近隣で最安値のスタンドを選べる方法。人気サイト「gogo.gs」(無料)ではスタンドごとの価格差をリアルタイムで知ることができ、全国やエリアごとの平均価格も確認できる。
2.各社の「公式アプリ」を登録する
「ENEOSアプリ」「コスモ石油アプリ」「Drive On(出光)」「宇佐美アプリ」など、各社が運用する専用アプリに登録すれば、さまざまな特典を受けることができる。
クーポン配信、ポイントサービス、モバイル決済などの機能を持つものが多い。アプリは各社のウェブサイトやアプリストアからダウンロードする。
3.「会員カード」や「ポイントカード」を利用する
ガソリンスタンドが発行する「ENEOSカード」や「Shell Starlexカード」などの会員カードや、「Tポイント」や「楽天ポイント」などの提携ポイントカードが使えるGSなどを活用し、割引やポイント還元を確実に受け取る。
クルマやカードを社内や家族で共有する場合は、これを徹底することでトータルの割引率が大きく変わるだろう。ただし、公式アプリやクーポンなどとサービスが重複する場合などは併用できない場合が多いので注意したい。
4.「クレジットカード」でキャッシュバック
「楽天カード」「dカード」などの一部のクレジットカードでは、提携するGSでの支払いに使用するとキャッシュバックやポイント還元サービスなどが受けられ、1リットル当たり2円前後安くなるケースもある。
5.「キャンペーン」や「クーポン」を利用
各社が提供するキャンペーンやクーポンを地道に活用すれば、結果的に大きな節約になるだろう。
その内容は給油タイミングや給油量に応じた割引から、洗車、オイル交換、カー用品までさまざま。不定期かつ期間限定で行われることが多いが、公式アプリやサイト、店舗などで情報収集したい。
6.「コストコ」や「大型スーパー」のGSを利用
「コストコ」や「カインズ」など、一部の大型スーパーが経営するガソリンスタンドでは、ガソリンや軽油を会員向けに安く販売している。
ちなみに、コストコの場合は地域の平均価格よりも1リットル当たり20円前後安いこともあるようだ。
7.「平日」に給油する
ガソリン価格は週末や祝日に上がる傾向があるため、平日に給油すると数円安くなる場合が多い。
とくに月曜や火曜などの週明けが狙い目。店舗によっては早朝や深夜に割引を行うところもある。
8.「セルフスタンド」を選択する
セルフサービスのGSは人件費が抑えられることから、フルサービスの店舗よりも1リットル当たり1~3円安くなる傾向にある。
9.法人の場合は「共同購入」
小規模事業者の場合は、燃料を共同購入するという手もある。
ガソリンなどの共同購入は、それぞれの地域の各種組合が運営するケースが多いのでウェブなどで調べてみたい。組合で大量購入するため比較的安く購入できる。ただし、加入条件が設けられている場合が多い。








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