2025年4月19日、富士スピードウェイのジムカーナコースにて、東日本大学自動車部の新歓フェスタが開催された。やわらかな春の日差しの下、東日本エリアの19の大学の自動車部から約300人が集まり、同乗体験などで盛り上がった!!
※本稿は2025年5月のものです
文、写真:奥野大志
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
令和の世もクルマ好きの若者は健在!
自動車部にとって、4月は最も大事な月。なぜなら新入生の勧誘時期であり、今後の自動車部の将来を左右するといっても過言ではないからです。ただ、キャンパス内で、動いてナンボのクルマの魅力を伝えることはなかなか難しい。
だったら、新入部員や入部を考えている人をクローズドコースに呼び、レーシングスピード下での“横乗り”を体験してもらおうと始めたのがこのイベント。
先輩たちは部員の獲得に苦労するなかで、あれこれ言うより、横に乗せちゃうのが最も効果的ということに気づいていたんですね。
集まったのは東日本の19大学。総数は約300人で、狭いジムカーナ場のパドックは大学生と出展社で埋め尽くされました。開会式の後、早速同乗走行がスタート。パドックにつながる通路には、長い長い横乗り待ちの行列ができました。
大学のみなさんに話をきいてみると、ごく一部を除くほとんどの大学から、2025年の勧誘状況は順調という答えが返ってきました。
開会式の際、司会者からの求めに応じてたくさんの新入生が手を挙げた光景は忘れられません。自動車部に限っていえば、クルマ好きの若者は増加傾向にあり、本イベントもそれに貢献しているのだと思います。
また、同乗走行の間にはこのイベントの要というべき、出展社による企業説明会が行われました。
大学ごとに出展社のテントをまわり、その企業の事業内容や待遇を聞くというもので、学生にとっては就職活動の一環。一方、企業は将来に向けたリクルート活動そのもので、このイベントを応援する協賛社でもあるわけです。
両者にはウィンウィンの関係が成立しており、今の時代を象徴するイベントだとつくづく感じました。ベストカーも誌面を通じて若者のクルマ好きを強力に応援していきます!
●2025年の参加大学
・青山学院大学
・慶應義塾大学
・工学院大学
・國學院大學
・駒澤大学
・静岡大学
・芝浦工業大学
・聖心女子大学
・専修大学
・拓殖大学
・千葉工業大学
・中央大学
・東海大学
・東京都立大学
・東京農業大学
・日本大学
・法政大学
・横浜国立大学
・早稲田大学
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