今回試乗した「現代の官能エンジン車」評価
■スズキ スイフト ハイブリッドMX
●松田秀士の評価:★★★☆☆(3.5)
5800rpmで頭打ちにプログラムしているのは残念だが、全回転域で回転マスの小さなエンジンらしいレスポンス。アクセルONでもOFFでもメリハリがあり3気筒とは思えない。
●片岡英明の評価:★★★★★
4気筒から新設計の3気筒DOHCに変わり、パワーとトルクは低くなった。が、走らせてみると意外や意外。全域にわたって軽やかに回り、トルク感も感じ取れる。実用燃費も悪くない。
■マツダ ロードスターS
●松田秀士の評価:★★★★★
まず7500rpmまで回せる。2速3000rpmが約40km/h前後、ここから踏み込むと6000rpmあたりからエンジン内部の爆発感が強まりストレスなくトップエンドまで加速する。高回転レスポンスが魅力。
●片岡英明の評価:★★★★★
きめ細かい改良によってスポーツエンジンに成長してきた。排気量が1.5Lだから低回転域のトルクは細いが、3000回転を超えれば気持ちいい加速を引き出せる。6速MTを駆使しての走りは感動モノ。
■スバル WRX S4 STIスポーツR
●松田秀士の評価:★★★★☆
トルクフィールが全体にフラットで、どの回転からでもパワーが引き出せる。その扱いやすさが魅力で初心者でも扱える間口の広い特性だ。また水平対向らしく振動感がなくスムーズなフィーリング。
●片岡英明の評価:★★★★★
CVTだが、FA24型は痛快なターボだ。専用チューニングと巧妙な擬似変速によってレスポンス鋭い加速を引き出せる。スポーツモードとパドルを使うと低回転域からパワーとトルクが湧き出す。
■マツダ CX-60 XD
●松田秀士の評価:★★★★☆
ディーゼルターボゆえのトルクの太さが魅力。低回転域からのけぞらせるようなトルクの盛り上がりはガソリンエンジンでは味わえない。それでいて5000rpmまで鈍らないレスポンス。
●片岡英明の評価:★★★★★
T3-VPTS型直6DOHC直噴ディーゼルターボは滑らかに回り、低回転から豊かなトルクを発生する。トルコンレスの8速ATも洗練度を高めた。3.3Lの排気量だが、燃費も意外なほど良好だ。
■レクサス RX350 Fスポーツ
●松田秀士の評価:★★★★☆(4.5)
重量のあるSUVをエンジンレスポンスで軽快に仕上げている。8速ATの各ギヤ比の設定によってこのエンジンの美味しいところを上手に引き出している。高回転でもキレのよさがある。
●片岡英明の評価:★★★★★
久しぶりに運転してエンジンの素性のよさを実感したのがT24A-FTS型DOHCターボだ。ターボの後押しに加え、賢い8速ATの搭載もあり、キレのよい変速と気持ちいい加速を満喫できる。





コメント
コメントの使い方文中にもあるようにG16Eが現代の官能エンジン代表で、それに比較したら優秀なK20Aすら感触が想定を超えてこないとの評。
なのでG16Eは早くも殿堂入り枠で除外しないと、他のエンジンを★満点にできなくなる。そのために除外措置してるということですか