ついに動き出した!! ロードカーバージョン
GT3カテゴリに参戦するには、ベースとなる市販車を規定台数生産するホモロゲーションが必要です。そのため、ロードカーの登場は間違いなくあると思われていましたが、ここにきてようやくその動きが。長らく沈黙を保っていたGR GT3 Conceptが、2025年7月に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場したのです。しかも、市販バージョンとみられるプロトタイプが同時に公開され、実走デモまで行われました。
マルチシリンダーらしき野太い排気音を奏でていたことから、おそらくV6やV8エンジン、ひょっとするとV10エンジンを搭載している可能性もあります。電動化の潮流の中で、トヨタが「エンジンを捨てないGTマシン」を提示したことに、多くのファンが熱狂しました。
さらに、2025年10月10日には「スーパーフォーミュラ」（富士スピードウェイ）の会場内の看板が、「2000GT」「レクサスFA」とともに、GRバッチをつけた謎のクルマが並ぶものへと変更に。「GR GTコーナー」と改名されていたことを考えれば、この謎のクルマはGR GTのロードカー版とみて間違いないでしょう。
その3日後となる10月13日配信の「トヨタイムズ」の中では、このGR GTのロードカー版のものらしきクルマのエンジン音も。そのサウンドから察するに、エンジンは8気筒クラスのV型エンジンで間違いなさそうです。
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RC F GT3の登場から約10年。トヨタ／レクサスのGT3マシンの世代交代は、まさにこのGR GT3 Conceptで行われようとしています。トヨタは、前述の10月13日のトヨタイムズの配信で「2026年1月の東京オートサロンで新しいクルマを発表する」と明かしています。また、まもなく開催されるジャパンモビリティショー2025でも、何らかのかたちで出展されるかもしれません。
はたして、GR GT3 Conceptは次世代GTマシンとしてどんな進化を遂げるのか。今後の展開に大いに注目です。
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