毎日、さまざまな人が利用するレンタカー。筆者が勤務する店舗では、マナーの悪い利用者を見かけることもありますが、なかには、ビックリするぐらいマナーの良い利用者もいます。筆者が実際に接客した、神様のようなお客様を3人ご紹介します。
文:ゆーたGVB(Team Gori)/写真:写真AC
洗車機に入れてクルマの泥を落としてから返却してくれる
レンタカーの外装は、利用すれば自然と汚れていくものです。天気や走行する場所によっては、泥はねや落ち葉などで激しく汚れてしまう場合もありますが、レンタカー店員はそれを再びキレイな状態に戻しています。
利用者としても、レンタカーの外装が汚れていくことを気にする方は少ないですが、中には返却前にガソリンスタンドに寄った際に、洗車機に入れて汚れを落としてから返却してくれるお客様がいます。
もちろん、すべての利用者に同じことを求めるわけではありませんが、レンタカー店員も人なので、キレイに使おうと心がけてくれるお客様には、店員もしっかり接客しようと思います。気持ちよく利用するためにも丁寧に使うことを心がけましょう。
子供の靴を脱がしてチャイルドシートやジュニアシートを利用してくれる
レンタカー店の店員の負担を減らしてくれるのが、チャイルドシートやジュニアシートに子どもを乗せる際に、靴を脱がしてくれることです。たったこれだけでも前列シート背面の汚れや、チャイルドシートやジュニアシートの汚れを大きく減らすことができます。
シートについた泥汚れをキレイに落とすのは意外に大変で、時間と労力を必要とします。また子どもが使うチャイルドシートやジュニアシートは、清潔さにより気をつかうため、汚さないように使用してもらえると、次に利用する方も気持ちよく使うことができます。
チップを渡そうとしてくれるインバウンドのお客様
ここ数年は、外国人のレンタカー利用者が増加傾向にあります。外国人利用者の事故率が高いこともあり、レンタカー店員はより一層注意して接客対応するように心がけています。すると、なかには接客対応に対してチップを渡そうとしてくれる人がいます。
店舗によってはチップの受け取りを禁止しているところもあるため「日本ではチップを渡す文化がない」と伝えて断りますが、驚く人もいます。チップを受け取ることはできなくても、そうした気持ちはうれしいものです。
近年、こうしたケースは減りつつありますが、感謝の気持ちを伝えられると、レンタカー店員もより丁寧な接客を心がけるようになり、お互い気持ちよく貸し借りができるようになります。
今回紹介した例は極端な話であり、レンタカーを利用するすべての人がこうしなければいけないといったものではありません。しかし店員も人なので、リスペクトを持って対応してくれる人や、キレイに利用しようと心がけてくれる人には、よりよい接客を心がけるものです。利用者自身が気持ちよく使うためにもこうしたことを心がけましょう。






コメント
コメントの使い方洗車は気持はわかるが、やりすぎだと思った。
そのあたりまで含めたレンタル代だし、その時点で綺麗になっても次に使うまでに雨などで汚れたら結局洗車せざるを得ない。