スバル現行型WRX S4より軽量で楽しすぎた!? 初代インプレッサWRXが最高すぎる件

スバル現行型WRX S4より軽量で楽しすぎた!? 初代インプレッサWRXが最高すぎる件

 日本自動車史において重要な、1980年代から1990年代のスポーツモデルを「その時代における存在意義」で現行車と比較。ここでは現行型スバル WRX S4と初代スバル インプレッサWRX、そして三菱の異なるジャンルの対決をどうぞ!!

※本稿は2025年10月のものです
文:片岡英明/写真:スバル、三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※各車の諸元データは代表的なグレードのものです

【画像ギャラリー】20世紀チームの底なしの魅力!! スバル WRX&三菱 エクリプスそれぞれの新旧モデルを比較(16枚)画像ギャラリー

現行型スバル WRX S4 vs 初代スバル インプレッサWRX

スバル WRX S4(現行型・2021年登場)。全長4670×全幅1825×全高1465mm、車重1610kg、2.4L水平対向4ターボ(275ps/38.2kgm)
スバル WRX S4(現行型・2021年登場)。全長4670×全幅1825×全高1465mm、車重1610kg、2.4L水平対向4ターボ(275ps/38.2kgm)

 スバルのスポーツAWDの頂点に君臨しているのが「WRX」だ。現行のS4は8速CVTだけの設定である。だが、モータースポーツの世界で鍛えられ、熟成に努めてきたVTD-AWDと電子制御ダンパーの採用もあり、意のままの気持ちいい走りを実現した。

スバル インプレッサWRX(初代・1992年登場)。全長4340×全幅1690×全高1405mm、車重1170kg、2L水平対向4ターボ(240ps/31.0kgm)
スバル インプレッサWRX(初代・1992年登場)。全長4340×全幅1690×全高1405mm、車重1170kg、2L水平対向4ターボ(240ps/31.0kgm)

 初代インプレッサのWRXは、モータースポーツベース車両のタイプRAでも240psだ。しかもセンターデフとビスカスカップリングによるLSD付きの平凡なフルタイム4WD。

 が、クロスした5速MTは操って楽しいし、最新のS4より450kgも軽いから身のこなしは軽やかだった。軽量車の楽しさは、残念ながらS4にはないよね。

●結果:初代スバル インプレッサWRXの勝利……初代インプWRXの軽やかな魅力はS4にはない。

別カテゴリー比較!! 現行型三菱 エクリプスクロス vs 2代目三菱 エクリプス

三菱 エクリプスクロス(現行型・2018年登場)。中心モデルのPHEVは128psの2.4Lエンジンと前82ps・後95psのモーターを搭載
三菱 エクリプスクロス(現行型・2018年登場)。中心モデルのPHEVは128psの2.4Lエンジンと前82ps・後95psのモーターを搭載

 エクリプスは提携していたクライスラー社との共同プロジェクトから誕生したオシャレなスポーツクーペだ。

 FFと4WDの二本立てで、最初は左ハンドル車が輸入された。2代目は1995年にターボを搭載して登場する。粋なオープンモデルもに加わった。

三菱 エクリプス(2代目・1995年登場)。FFと4WDの二本立ての2ドアクーペ。1996年にはスパイダーも追加された
三菱 エクリプス(2代目・1995年登場)。FFと4WDの二本立ての2ドアクーペ。1996年にはスパイダーも追加された

 エクリプスクロスはクロスオーバーSUVだ。1.5Lターボとディーゼルターボで登場し、現在の主役はツインモーター4WDのPHEVである。エクリプスとは似て非なるものだ。

 映画「ワイルド・スピード」への登場や、初代は日本の刑事ドラマなどで名脇役を演じたから、心情的にエクリプスに一票になってしまうかな!?

●結果:2代目三菱 エクリプスの勝利……印象的だったメディアへの登場で思い入れあり!?

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