走りに覚えのあるクルマは、どこかシャープで精悍な印象を持っているが、ちょっと「ぽっちゃり系」にも見える丸っこいボディでありながら走りを楽しめるクルマもある。そう、ここで取り上げるホンダ オデッセイのようにッッ!!
※本稿は2025年10月のものです
文:FK(自動車ジャーナリスト)/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※「ぽっちゃり系爆速車度」は最高5点。ベストカー編集部独断で判定
電気自動車を思わせる伸びやかな加速感
2023年12月に一部改良というカタチで復活を遂げた現行オデッセイ。
ユーティリティの進化やホンダセンシングの機能追加などが一部改良のポイントとなったが、日常走行のあらゆるシーンでモーター走行を中心としたパワフルかつ静かな走りを提供してくれるe:HEVもオデッセイの揺るぎない大きな特徴だ。
モーターのみで走行するEVモード、エンジンの力で発電した電力で走行用モーターを駆動するハイブリッドモード、エンジンの得意領域である高速クルーズ時にエンジンとタイヤを直結してエンジンの力で走行するエンジンモード。これら3つを切り替えることで、高効率な走りを実現している。
そして、効率のよさだけでなく「猛烈な加速感」もオデッセイの特色。モーターの最高出力は135kWで、低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間から、軽快に走り出すEVライクな気持ちよく伸びる加速感は、ミニバンとは思えないものだ。
また、ホンダならではの低床低重心設計によって心地良い走りはもちろん、運転のしやすさも追求。ダンパーも小さい振動を吸収しつつ、大きな動きには減衰力を高める振幅感応型ダンパーを採用するなど、走りだけでなく乗り心地対策もぬかりなし!














コメント
コメントの使い方