日産のミドルクラスミニバンとして、安定した人気を誇っているセレナ。現在は2022年に登場した6代目モデルが現行型として販売されているが、実はこのセレナが使用しているCプラットフォームと呼ばれるものは、2005年に登場した3代目モデルから使われているものだったのだ。
文:小鮒康一/画像:日産、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】え、こんな古いセレナから変わってないの!?!? 逆にセレナすごくないかマジで!!!(23枚)画像ギャラリープラットフォームが古いから悪いというワケではない
20年も前のプラットフォームを使用し続けている、という文字列だけを見るとネガティブな印象を持つ人も多いかもしれないが、20年前の設計のものをすべてそのまま使っているワケではない。
そもそも2005年デビュー時のセレナはガソリンモデルのみのラインナップで、運転支援システムの類も一切備わっていなかった。しかし、4代目ではS-HYBRID、5代目ではe-POWERやプロパイロット、そして現行型ではプロパイロット2.0やe-4ORCEも設定され、装備の内容でライバルに見劣りする部分はないと言えるだろう。
標準グレードなら5ナンバーだから家庭にも嬉しい!?
またプラットフォームは共通ながら代を重ねるごとにアップデートもなされており、現行セレナではエクストレイルゆずりのサスペンションメンバーやパワーステアリングラックの採用や、一部骨格部も作りかえることで車体剛性を高めるなど、たゆまぬ進化を続けているのだ。
そしてプラットフォームをキャリーオーバーすることで、ライバル車がすべて3ナンバーサイズとなってしまっているのに対し、セレナのエアロなしグレードは引き続き5ナンバーサイズを堅持。駐車場や近隣の道路事情でどうしても3ナンバー幅の車両を導入できない人たちにとっても、ありがたい存在となっていることは間違いない。
もちろん今の日産の台所事情に鑑みると完全新規のプラットフォームを立ち上げるのは、厳しいという面もあるのかもしれない。しかし、適切なアップデートを行うことでライバルと真っ向勝負ができる仕上がりになっていることは紛れもない事実なのだ。
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コメント
コメントの使い方セレナはフロント足回りとエンジンをセットでフレームに乗せ、ボディをブッシュを介して載せる方式で、良く使われたやり方ですが、最近は見なくなりましたね。フレームとボディの間のブッシュがヘタると異音が出たりしますね。最近のは改良されたのかな?
僕は知らないほうが良かったのだ
販売台数的にはステップワゴンよりは多いから、それなりに売れてるのかもね。車種がミニバンであることを考えると、クルマとしての作りとかはあまりこだわらない層が買うだろうから、プラットフォームが古いどうこうは正直大きな影響ないのかなあとは思う。乗れればいい、今も日産に乗ってるからまた日産、っていう人が大半なんじゃないかな。トヨタから日産に乗り換えた人、トヨタの納期に嫌気が差したって理由の人しか知らん。