雪なし都市部でも油断禁物! 知らずにやりがちな冬のNG行為7選

雪なし都市部でも油断禁物! 知らずにやりがちな冬のNG行為7選

 積雪や凍結路面など、冬場のドライブには注意すべき点が多いが、雪がほとんど降らない地方にだってクルマのケアをはじめ気をつけたいことは多い。今回は、ついやってしまいがちな冬場のNG行為をチェックしていこう。

文:長谷川 敦/写真:写真AC

【画像ギャラリー】愛車の寿命を縮める冬に避けるべき行為とは?(14枚)画像ギャラリー

乗車段階でやってはいけないこと

●熱湯で凍ったフロントガラスを融かす

雪なし都市部でも油断禁物! 知らずにやりがちな冬のNG行為7選
深夜から早朝の気温低下でクルマのフロントガラスが凍ってしまうことがある。ガラス表面の氷はすぐに融かしたいが、焦って熱湯を使用するのは絶対に避けよう

 朝、クルマに乗って出かけようとしたらフロントガラスが凍結していて前が見えないというケースは意外に多い。

 こんな時には水をかけてガラス表面の氷を融かすのが手っ取り早いのだが、ここでのNG行為は水ではなくお湯、特に熱湯をかけてしまうこと。

 温度が高ければ氷も短時間で融けるのは事実だが、冷えていたガラスが急激な温度変化によって割れるリスクがあり、ワイパーゴムを傷める危険性も高い。

 急いで出発したい気持ちはわかるが、ここは焦らずにクルマのデフロスター(フロントガラスの曇り取り機能)を作動させて氷が融けるのを待つか、解氷スプレーを使って対処したい。

 また、ウィンドウウッシャー液も低温で凍ってしまわないよう不凍タイプにしておくと安心できる。

 フロントガラスが凍結したままの状態で道路に出るのはきわめて危険なので絶対にやってはいけない。

●エンジン始動直後に高回転を使う

雪なし都市部でも油断禁物! 知らずにやりがちな冬のNG行為7選
十分に温まっていないエンジンを高回転で回すと負担が増大する。特に冬場は、走行開始からエンジン温度が上昇するまでの間は低回転走行に徹するのが正解

 クルマのエンジンにはオイルやガソリンなどの多くの液体が使われているが、これらの液体は当然ながら低温状態では硬くなる。

 特にエンジンオイルが十分に温まらず、硬いままでエンジンを一気に吹かすと適切な潤滑が行われずにエンジンの負担も増大する。

 本来ならば発進前にある程度暖機運転を行っておくのが理想だが、条例でアイドリングストップを義務付ける自治体も多く、エンジン始動後はできるだけ速やかに発進させる必要がある。

 こうした理由から、気温の低い時期の発進直後はエンジンの回転(=クルマの速度)をあまり上げずに走り、オイル類がきちんと温まってから速度を上げていくのが賢明だ。

路上で気をつけたいふたつのポイント

●短時間のアイドリング繰り返し

雪なし都市部でも油断禁物! 知らずにやりがちな冬のNG行為7選
冬場はアイドリング状態のエンジン温度が上がりにくく、内部で結露が発生する場合もある。アイドリングの繰り返しをなるべく避けるとエンジンの負担も減る

 アイドリング中はエンジン温度が上がりにくく、排気ガス中の水分がマフラーやエンジン内部で結露することもある。

 結露の水分がエンジン内部にサビを発生させたり、エンジンオイルと混ざってスラッジ(汚れ)の原因になったりする。

 特に冬場は結露しやすいため、短時間のアイドリングを繰り返すような運転は避けるように心がけたい。

 また、エンジンが冷えていると不完全燃焼も起こりやすくなり、これによって発生した炭素粒子や未燃焼ガスが汚れとなってエンジン内部に堆積してしまう。

 当然ながら、内部が汚れたエンジンでは本来の性能が発揮されない。

 交通状況によっては難しい場合もあるが、なるべくエンジンを回して結露やスラッジを発生させないのが得策だ。

●頻繁な短距離運転

雪なし都市部でも油断禁物! 知らずにやりがちな冬のNG行為7選
買い物などで短距離のクルマ移動をするケースは多い。しかし、低速になりがちな市街地で短距離走行を繰り返すとエンジンの負担も増える。特に冬場は要注意

 低温期は外で歩くのがツラく、近場への買い物にもついクルマを使ってしまいがちになる。

 当然、クルマでの走行自体は短距離になるのだが、こうした行為をしょっちゅう行うのは感心しない。

 これは先に説明したアイドリングの繰り返しにも通じることだが、エンジンを低温のまま短時間回すことを何度も行うと、エンジン内部の結露やスラッジを発生させやすくするだけでなく、循環不全によるエンジン劣化も招く可能性がある。

 特に冬季はこれらのトラブルが起きやすいので、定期的にある程度の距離を走るようにして、エンジンのコンディション維持に努めたい。

 また、バッテリーの性能が低下する冬季に充電不足となるケースも考えられることも忘れないでほしい。

次ページは : クルマに乗っていない時はどうすればいい?

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

2026年に登場するクルマたち!「レストモッド」の世界へようこそ『ベストカー1.26号発売!』

2026年に登場するクルマたち!「レストモッド」の世界へようこそ『ベストカー1.26号発売!』

ベストカー1.26号 特別定価650円 (税込み)  カレンダーも残りあとわずか。今号が2025年を…