逆風でも2兆円稼ぐ!! 原価率悪化・関税直撃でも崩れない! トヨタの強すぎる収益構造

渡辺陽一郎の評価

2025年5月に大幅改良を受けたカローラクロス。カローラシリーズの屋台骨として販売は好調に推移
2025年5月に大幅改良を受けたカローラクロス。カローラシリーズの屋台骨として販売は好調に推移

 トヨタは国内で最も販売台数が多く、2025年1~10月の新車販売台数は、国内販売総数の33%(レクサス含む)。今のトヨタ以外のメーカーは軽自動車に力を入れるため、小型/普通車に限ると51%に達する。

 したがって、小型/普通車登録台数ランキングの上位は、ヤリスシリーズを筆頭にトヨタ車が独占。SUVも豊富で、コンパクトなライズから上級のハリアー、悪路向けのランクルなどを揃える。

 他社は海外中心の展開で国内の発売車種を減らすが、トヨタは積極投入するから差が開く。今後RAV4やランドクルーザーFJなどの人気車も控えている。

 好調な販売は高い商品力が支える。アルファードを筆頭に、トヨタは「いいクルマ造り」よりも「売れるクルマ造り」が得意だ。

 一部の車種を除くと不人気車は少ない。ハイブリッドは燃費が優れ売れる性能を効果的に訴求。メーカー資本に頼らない強力な販売会社の存在も大きい。地域密着型の販売活動を行い、国内店舗数もホンダや日産の2倍以上の4000カ所超。

 トヨタの課題は、国内シェアのわりにBEVが極端に少ないこと。トヨタブランドはbZ4Xのみだ。また、人気車の多くが、受注の停止と再開を繰り返す。新車を発売したら受注を停止せず、納期は半年以内に抑えるべき。

 レクサスは海外向けのブランドで、世界販売台数に占める国内比率が10%と少ない。国内登録台数はメルセデスベンツよりも多いが、国内に適したコンパクトな車種が足りない。

 LBXは後席が狭くノイズも気になる。UXは発売から8年を経過する。トヨタブランドより、レクサスは国内市場に冷たい印象。2026年はレクサスの改善に期待したい。

●渡辺陽一郎の採点
・ADASの充実度:9点
・技術的先見性:9点
・新車戦略:8点
・ラインナップの充実度&販売力:9点
・2026年の新車への期待度:7点
・総合評価:9点

【画像ギャラリー】国内メーカーの帝王は2025年も磐石!! しかし納期遅延や受注停止が課題!? トヨタ&レクサスの2025年を総括(24枚)画像ギャラリー

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

ベストカーアワード決定!新車SCOOP 30モデル全部教えます!!『ベストカー2.10号発売!』

ベストカーアワード決定!新車SCOOP 30モデル全部教えます!!『ベストカー2.10号発売!』

ベストカー2.10号 価格590円 (税込み)  新年あけましておめでとうございます!2026年最初…