クルマの運転中たまにある「これ、どっちだっけ?」と迷うシチュエーション。ここでは曖昧なままついつい自己判断で済ましてしまいがちな4つの”どっち”をスッキリ解決していこう。
文:井澤利昭/写真:写真AC
【画像ギャラリー】ドライバーが迷いそうな「大ピンチ」がこれ!(8枚)画像ギャラリー信号のない交差点ではどっちのクルマが優先?
交通事故が起こりやすい場所と言われて最初に頭に思い浮かぶのは、やはり交差点だろう。
日本損害保険協会が公開している2024年の交通事故発生状況のデータを見ても、交差点での事故は、この年の交通事故件数約29万件に対して約17万件と全体の58.2%を占めており、交差点での交通事故がいかに多いかがよくわかる。
なかでも信号のない交差点では、通過時にどちらが優先なのかを正しく理解しておかないと、クルマ同士の接触事故を起こす原因となってしまう。
●片方に一時停止の標識がある場合
ひと口に「信号のない交差点」と言ってもさまざまなパターンがあるが、優先順位が比較的わかりやすいのがどちらかに一時停止を示す「止まれ」の標識がある道路だ。
こうした交差点では、一時停止の規制がない側の道路を走るクルマが当然優先となり、規制がある側は停止線の直前での一時停止することはもちろん、優先側の道路を通行するクルマの進行を妨げていけない。
●どちらにも一時停止の標識がない場合
では、交差点に進入する道路のどちら側にも一時停止の標識がない場合はどうだろう。
ここでポイントとなるのが交わる道路同士の道幅の違い。どちらかの道幅が明らかに広い場合は、広い側の道路を走るクルマが優先となり、狭い側の道路を走るクルマは交差点の手前で減速して徐行しながら通過し、優先側を走るクルマの通行を妨げないようにしなければいけない。
また、どちらかの道路に中央線や道路両端の車両通行帯の線がある場合もそれらがある道路を走るクルマのほうが優先となる。
では道幅がほぼ同じで、どちらの道路にも中央線や車両通行帯の線などがない交差点ではどうだろうか?
この場合は自分から見て相手のクルマがどちら側にいるのかが判断のポイント。
左側からクルマが来ている場合は、そのクルマが優先。右側から来ている場合は、自分が優先となる。
とはいえ実際の道路では判断がつきにくいケースも少なくない。こうした基本ルールを知らずに突っ込んでくるクルマがいる可能性もあるため、自分が優先だからと安心せず、安全であることを十分確認してから交差点を通過することを常に心がけるようにしたい。
側道からの幹線道路へ合流する際のウインカーは右? 左?
右左折や車線変更時の合図として、運転中は頻繁に点灯することになるウインカー。ところが街中を走っていると「どっち側を点けるのが正しいんだっけ?」と思ってしまうシチュエーションも多い。
幹線道路の側道からの合流も、右か左、どちらにウインカーを出せばよいのか、案外迷ってしまうことが多いシチュエーションのひとつだ。
その答えは「右・左どちらのケースもありうる」というのが正解。
なんとも歯切れの悪い答えだが、同じように見える側道から合流であっても、その側道が「付加車線」か「交差点」に分類されるかによって話が違ってくるからだ。
「付加車線」とは本線にすりつけるカタチで並行に設置された道路のことで、本線に合流するために加速する助走路のような役割を担っている道路のこと。
高速道路やバイパスなどに進入または合流する箇所に設置されているのがこの「付加車線」で、この場合は右ウインカーを出すのが正解となる。
いっぽう「交差点」では左ウインカーを出すのが正解。
その判断は難しいが、本線と合流する手前に一時停止を意味する停止線や「止まれ」の標識がある場合、その場所は「交差点」扱いとなるため左ウインカーを出すのが正しいということになる。
要するに角度がキツい鋭角な丁字路を左に曲がると考えればわかりやすいのではないだろうか。
左ウインカーだと幹線道路を走るクルマからは見えないのではないかと心配する人もいるかもしれないが、ここで右にウインカーを出してしまうと、同じく後続から合流しようとするクルマのドライバーに「右折して逆方向にUターンできるのは?」という誤解を与える可能性もあり非常に危険。
街中ではこうした「交差点」では右にウインカーを出しているクルマをよく見かけるが、当然道交法違反になってしまう。
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