今からでも楽しめる!! 「真のクルマ好き中高年たち」の“遅咲きMT”好適車4選

今からでも楽しめる!! 「真のクルマ好き中高年たち」の“遅咲きMT”好適車4選

 AT車の普及率が高い日本においてMT車は貴重な存在。しかも、MT車というとスポーツカーだったり若い人が乗るイメージが先行する。ところが、中高年でも気後れせず、純粋に運転が楽しめるMT車もある。初めてのMT車としても、久しぶりのMT車としてもお薦めのモデルはコレだ。

文:木内一行/写真:スズキ、ホンダ、マツダ

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「街中でも楽しい6MT×ターボの軽」 ホンダ・N-ONE

今からでも楽しめる!! 「真のクルマ好き中高年たち」の“遅咲きMT”好適車4選
名車N360のデザインを現代的に表現した初代のスタイリングを継承しつつ各部をブラッシュアップ。走りのRSは専用マスクやブラックモールなどでスポーティ色を強調する

 MTの軽自動車というと、商用車やベーシックグレード、もしくは完全なスポーツモデルを想像しがち。しかし、N-ONEならファーストカーとしても満足できる質感を持ち、デイリーユースでも使いやすいオトナのMT車として楽しめる。

 2020年にモデルチェンジした現行N-ONEは、普遍的な存在を目指した正常進化モデル。そのためエクステリアは初代のデザインをベースにブラッシュアップし、パッと見では見分けがつかないほど酷似している。

 しかし中身は真逆で、新世代のプラットフォームを採用しつつパワートレインも一新された。

 そのなかで異彩を放つのがスポーティグレードのRSで、ターボエンジンを搭載するとともに6MTを設定。S660と同じクロスしたギアレシオを組み合わせつつ、シフトアップ操作力の低減やショートストローク化で痛快なドライビングを実現。S2000のデザインをベースとした専用デザインのシフトノブを採用するなど、演出も粋だ。

 なお、デビュー当初はRS専用セッティングが施されたCVTもラインナップされていたが、2025年の改良でRSは6MTの専用グレードとなった。

 あくまでもセミトールタイプの軽自動車ゆえ、絶対的なパワーはないしスポーツカーのようなキレ味抜群のハンドリングもない。しかし、街中でも気軽に楽しめるMT車という点では、N-ONEに勝るものはないだろう。

「クルマを操る楽しさはスイスポ譲り」 スズキ・スイフト

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ひと目見たら印象に残るデザインを目指した外観は、クルマ全体を包み込むラウンド形状が先進的なイメージを表現。ブラックアウトしたピラーを用いたフローティングルーフも特徴的

 平成生まれのホットハッチとして走り好きユーザーから支持されてきたスイフトスポーツ。2025年に惜しまれつつ生産終了となり、それ以来後継モデルは登場していないが、現行スイフトだってスポーツ譲りの“走り”を受け継いでいる。

 2023年に登場した現行モデルは、プラットフォームこそ先代からのキャリーオーバーだが、各部の適正化や改良により、軽量かつ高剛性なボディを実現。

 サスペンションも基本は先代と同じだが、ブラッシュアップするとともに細部の仕様変更を行い、操縦安定性や乗り心地が向上した。

 一方パワートレインは新開発で、エンジンは1.2リッター直3のガソリンと、それにモーター機能付き発電機「ISG」を組み合わせたマイルドハイブリッド仕様の2タイプ。

 ミッションはCVTが基本だが、一部グレードには国内のマイルドハイブリッドで初となる5MTもラインナップ。エンジン自体の最高出力は82psだし、アシストするモーターも3.1psしかないが、920kgという軽量なボディを活かしてキビキビとした走りが可能だ。

 あくまでもベーシックコンパクトだから、速さ的にはたかが知れている。しかし、スイフトスポーツの血をわずかながらでも受け継ぐスイフトは、目を三角にして飛ばさなくても十分に楽しい1台といえよう。

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