タイヤホイールの汚れ落とし&空気圧
クルマにとって最も大事なパーツであるタイヤと、それを車体に装着するホイールも洗車時には洗って、ついでに軽く点検しておきたい。釘やネジなどが刺さっていないか、変なキズなどがないか、摩耗状況などチェックする。
タイヤはボディ同様、シャンプーか水で洗ってやる。タイヤワックスは塗らなくても汚れが付いていなければ問題ない。
ホイールにはディスクブレーキのローター摩耗による鉄粉が付着するので、鉄粉クリーナーなどのケミカル剤で落としてやろう。鉄粉を放っておくと、塗装に食い込み、錆が発生して塗装面を傷める。
また今はタイヤの空気圧にも気を付けるべき季節だ。GWは天気によって気温が大きく上下しやすい時期でもある。1週間で最高気温が10℃くらい上下することもザラだ。
そんな時期はタイヤの空気圧も変化しやすく、予想外に低下していることもある。燃料給油の時に、ガソリンスタンドで空気圧をチェックして適正値に調整するとともに、乗り味からくるイメージと実際の空気圧に差がないか確認しておくことだ。
エンジンオイル、クーラントなど液体系の劣化をチェック
クルマの点検は、タイヤとブレーキの摩耗、そして液体とゴム類の劣化具合のチェックが基本だ。
エンジンオイルの量と汚れ具合は、ディップスティックが備わっているクルマであれば、スティックを引き抜いて付着しているオイルをウエスで拭えばオイルの汚れ具合が、再びエンジンに挿して抜けばオイル量が判定できる。
クーラント(冷却液)は、LLC(ロングライフクーラント)なら2年ごとの交換が必要だが、スーパーLLCという最長のモノだと新車から11年20万Km(ホンダのスーパーLLC)は交換不要というロングライフタイプも普及している。
しかし使用期限の間は劣化しない、というのではなく、問題なく使える性能を確保しているというだけだ。
したがってリザーバータンク内のLLCを目視して、明らかに色が濁っている、油が浮いているなどの異常があったら、ディーラーや整備工場に点検整備を依頼した方がいい。
ブレーキフルードの量や汚れ、そして油圧式パワーステアリングの場合はパワーステアリングフルードの量や汚れ具合は、リザーバータンクの蓋を開けてチェックする。
ブレーキフルードが減っている場合は、それだけブレーキパッドが減っているということだ。
ブレーキパッドの摩耗具合は、ジャッキアップしてタイヤホイールを脱着する必要があるため、初心者にはややハードルが高い。安全にジャッキアップできる環境(場所と道具)が揃ってからチャレンジしよう。
年間を通して、バッテリー上がり(過放電)が、JAFの出動回数1位となっているので、バッテリーについても液体であるバッテリー液の状態をチェックしたい。
充電状態や液量が分かるインジケーターがついているバッテリーなら、覗き込むだけでバッテリーの健康状態が分かる。
最近は補水不要のバッテリーが多いが、それで液量不足となっているようならそろそろ寿命なので、遠出する前にはバッテリー交換を考えるべきだろう。
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