評価がひっくり返った! 今になって輝く「再評価車」の真価を改めて問う!

やっぱりロータリーエンジン搭載車に乗りたい! だったら、マツダ・RX-8でしょ?

評価がひっくり返った! 今になって輝く「再評価車」の真価を改めて問う!
RX-8のスタイリングはダイナミックフォルム、スタビリティ、テンションの3つの造型表現にこだわり、アスレティックテンションというテーマを徹底追求

 画期的なフリースタイルドアを採用して“4ドア4シーター”という新しいスポーツカーを提案するべく、2003年4月にデビューしたRX-8。

 RX-8が駆動用ロータリーエンジンを搭載した最後の1台であることは周知のとおりで、その心臓部にはREとGENESISを掛け合わせたRENESIS(レネシス)なる新ロータリーエンジンが採用された。

 RENESISでは従来のペリフェラル排気ポート方式からサイド排気ポート方式に変更して出力・燃費・エミッションの改善を図りつつ、フューエルインジェクターや点火プラグの改良などによって低燃費&高出力を実現。三拍子そろった654cc×2ローターの新世代エンジンとして注目を集める。

 発売当時は最高出力250ps&最大トルク22.4kg・mのハイパワーユニットと、最高出力210ps&最大トルク22.0kg・mのスタンダードユニットの2種類が設定された。

 そのスペックを見るかぎりにおいては必要にして十分にも思えたが、高回転型エンジンの悲しい性、公道ではそのパフォーマンスを存分に発揮することができず、現役時代の評価が低かったことは否めず……2012年6月に生産終了。

 しかし、スポーツカー然としたクーペフォルムでありながら大人4人が乗ってもゆったり過ごせる4シーターモデルであること、観音開きのフリースタイルドアシステムの採用で実用面での配慮がなされていたことなど、ややパンチに欠けた走行性能を補って余りある魅力が再び脚光を浴びている。 

 現在の中古車市場での平均価格は100万円前後と比較的リーズナブル。マツダ最後の駆動用ロータリーエンジン搭載車という付加価値を考えれば、お買い得と言わざるを得ない。

SUVブーム&アウトドアブームでホンダ・クロスロードがゾンビ復活!

評価がひっくり返った! 今になって輝く「再評価車」の真価を改めて問う!
力強さ・存在感を演出したスクエア基調の“スカルプチュアル・タフ・フォルム”がいま見ても新鮮なクロスロード

 3列7名乗車機能をもたせることで既存のカテゴリーを超えた新たな価値を提案するSUVとして、2007年2月に発売されたクロスロード。

 発売後約1カ月での累計受注台数は月間販売計画の約2倍となる約6000台を記録し、前述のFJクルーザーと同様に好調な立ち上がりであった。

 “アクティブ・ライフ・ナビゲーター”をコンセプトに開発されたクロスロードは塊感あるスクエアなデザインが力強さや存在感を際立たせるとともに、センターピラーやウィンドウ回りを彫り深く面取りした造形にしたことでたくましさを表現。

 隅々まで四角を基調としたインテリアも骨太で安心感のある空間を演出していた。

 エンジンは2.0リッター i-VTECと1.8リッター i-VTECの2タイプを設定し、ホンダならではのVTECを進化させたバルブタイミング制御とドライブ・バイ・ワイヤとの組み合わせで、スロットルバルブの最適制御を実現。低速域からの力強いトルクとクルーズ走行時の優れた燃費性能を両立した。

 また、取り回し性に優れた全長4285mmのボディ、クラストップレベルの5.6mという実用最小回転半径、2列目や3列目に乗り降りしやすい約80°の大開度を実現したリアドアなど、日常生活における使い勝手の良さもクロスロードの特筆点だったが、しかし……。

 クロスロードが発売された当時はミニバンブームが全盛だったことが大きな逆風となり、セールスは低迷。2010年8月に販売終了となる。

 その後、2010年代中頃からミニバンブームが落ち着き、それに代わってSUVブームが到来すると、“隠れた名車”として注目を集め始めることとなったクロスロード。

 現在の中古車市場における平均価格は100万円前後と比較的リーズナブルなこともあって、カスタムベースとしてのニーズも高まっている。

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