その味付けにお国柄あり!? 国内仕様と海外仕様車の違い

足回りも日本仕様よりスポーティに

新型カムリに搭載されるV6エンジン(日本未発売)
新型カムリに搭載されるV6エンジン(日本未発売)

 まず、北米では仕様に2種類あり、LE系と呼ばれるノーマル仕様と、SE系と呼ばれるスポーツ仕様がある。日本仕様はこのノーマル仕様に当たる。V6モデルの顔はSE系のスポーツ。堀が深く、なかなか精悍だ。

 細かいところでSE系とLE系の相違点は、このフロントグリルの他にフロントバンパー、ブラック加飾のヘッドランプ、ロッカーモール、リヤバンパー、リヤスポイラー、ホイール、マフラーそしてオプションのツートンカラーだ。

 インテリアもパドルシフトが装備されるなど、かなり高級感が漂いスポーティだ。

 走ると、これがなかなか乗り心地が良い。SE系はスポーツ仕様のサスペンションと思われるが、日本国内仕様のLE系よりもしなやか。やはり、北米仕様はサスセッティングに違いがあるのかもしれない。

 しなやかだが、コーナーではちょうど良いレベルのロールで、しかもそのロール感がステアリングを切り始めたときに程よく起き、スポーティでいて安心感も高い。

 かなりいい感じなのだ。ハイブリッドと比べて前後荷重配分の違いも影響しているようだ。

 そしてエンジン。ハイブリッドはモーターアシストもターボのように働き、中速域の加速感が力強いが、V6 3.5Lエンジンはその中速域加速がそのまま高速域まで伸びてゆく。

 しかも、サウンドが魅力的。そう、やはりマルチシリンダーはいい! 日本に導入されないのが残念だが、このように搭載エンジンだけでなく、海外仕様車には微妙な味付けの違いがあるもの。

 やはり、乗ってみないとわからないが、北米仕様、いいです。

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