輸入車といえば卓越した高速域での安定性などで国産車に負けず劣らず多くのファンがいる。
しかし価格は全体的に高価だし、雑誌に載っている「オススメモデル」はどれも500万円オーバーのクルマばっかりじゃないか!! ということで、今回は100万円台、200万円台でオススメをきめてみました。
座談会に登場したのはインディ500を走った僧侶の松田秀士氏、輸入車試乗で世界を飛ぶ渡辺敏史氏、さらにユーザー目線のクルマ選びが信条の岡本幸一郎氏です。各ジャーナリストの評価点付き!!
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
ベストカー2018年2月10日号「アンダー500万円 輸入車ランキング」
■100万円台のチャンピオンはVWポロ(199万9000円)
100万円台で買える輸入車もそこそこあるもの。そのなかでも今回ジャーナリストが採点したのは以下のとおり。それぞれの走りの好みなどを考えても、全体的にいいクルマが見えてくる。
【ルノートゥインゴを1位に推した理由(松田)】
内外観の共通したお洒落なデザインが気持ちをハイにしてくれる。さらにリアエンジンのRRによるハンドリングがいにしえの911を思い出させるもの。後ろに重しが載りしっかりしていてサスペンションがしなやかに動く。それを操る楽しさがイイ!
【ポロTSIトレンドラインを1位に推した理由(渡辺)】
新型ポロの登場は目前。既に現行型は店舗在庫限りと聞くが、5ナンバーサイズということもあって引く手あまただそう。新型は居住性、快適性など格段の進化を遂げているものの、熟してエンジニアリングの密度が高まったがゆえのガチッ&モチッとしたフィーリングは捨てがたい魅力。
【ルノートゥインゴを1位に推した理由(岡本)】
見た目もカワイイし、なによりRRならではのドライビング感覚が楽しい。最低限の実用性も備えている。ポロもよくできたクルマだけど、ワクワクするのは断然トゥインゴ。また100万円台ではほかなら廉価グレードしか選べないところトゥインゴなら最上級グレードが狙えるのがいい。
【フィアット500を最下位にした理由(松田)】
カワイイし、日本の道路事情にピッタリのサイズ感なんだけど、いいとこ2名乗車が限界。荷物が多いと2名もキツイことあり。しかも、人から特殊な人に見られがち。ソレ狙いならいいんだけどね。
【VW up! が総合で最下位になった理由(岡本)】
小さいわりに広くて、走りの素性も悪くないけど装備はショボいし、非力。ASGも当初よりだいぶよくなったとはいえ相変わらず乗るとガッカリすることが多くて……。
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