新型車開発なぜ長期化? 「昭和」は4年だったのに「令和」は10年超!!


■最近のフルモデルチェンジは昔の2~3世代ぶん??

 4年でフルモデルチェンジしている時代、エンジンについても大きく変わるのは8年以上使ってから。ターボを付けたり出力向上させたりしているが、シリンダーブロックから変えていないため、開発に掛かるコストや時間だって短くて済んだ。わかりやすく言えば、外観やインテリアをガラリと変えて「新型車です」と言って売れたワケです。

 最近はそう簡単にいかない。先代レヴォーグが発表されてから6年。新型はエンジンひとつとっても(先代モデルと)まったく共通性なし。プラットフォームだって100%違う。巨額の開発コストと実走行試験を必要とする自動ブレーキも新しい世代になった。昭和の時代のフルモデルチェンジとコストの掛かり方や進化度合いがお話にならないくらい違うのだった。

2014年6月に発売された初代レヴォーグは、2020年11月に2代目(写真)へフルモデルチェンジ。エンジンもプラットフォームも先進安全装備もすべて刷新した

 9年フルモデルチェンジしていないアクアも、次のモデルはレヴォーグと同じくらい徹底的な進化になることだろう。

 今年フルモデルチェンジを予定しているモデルの多くが、昭和の時代なら2~3世代程度に相当する変更を受けていると考えていい。「新しい技術を投入しようとしたら10年近くかかる」と言い換えてもよかろう。

■「自動車」の進化はこの10年でさらに別次元へ

 今後どうか? ”自動車”はまたもや新しいフェイズに入っていく。

 自動運転技術の導入と、厳しくなる一方のCAFE(企業平均燃費)を達成するための電動化です。

 いずれも既存のプラットフォームやパワーユニット、電子技術では対応できないケースが増えていく。

 しかも現在販売している車種の大半は、2030年のCAFEをクリアできない。

 直近の2~3年で、すべてプラットフォームもパワーユニットも電子装備も一新されたモデルに切り替わっていくことだろう。

 さらに電気自動車に代表される新しい世代が続々出てくる。

 こうなると4年に1度のフルモデルチェンジだの車検に合わせたモデルチェンジだの、まったく関係なくなっていく。

 今後10年くらいはお祭り騒ぎになると思います。

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