ドイツ車にない“個性派” メガーヌGT
もう一台、この価格帯で注目のニューカマーがルノーメガーヌGTだ。
新型メガーヌの一番乗りとして日本に導入されたのは、1.6Lターボ205psのスポーツモデル。しかもミッションは7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)で“4コントロール”と呼ぶ4輪操舵システムまで備わっている。
走りっぷりは実に個性的だ。動力性能的にはゴルフGTIに迫る俊足で、DCTのキレ味もまずまず。
さらに、ヒラリヒラリと面白いように向きを変える軽快なハンドリングが、箱根のタイトなワインディングでは惚れ惚れするほどにオモシロイ。まさに、車作りの“センス”の勝利といいたい車だ。
イタ車ならアルファ ジュリエッタも射程圏内
同じFFスポーツで、イタリアものとなるとアルファロメオ ジュリエッタ。400万円以下だと1.4Lターボのスーパーとなる。
ジュリエッタはエンジンもシャシーも世代がやや古く、FRセダン「ジュリア」の登場によってディスコン(=モデル廃止)が予定されているから積極的にはオススメしない。
ただ、170ps/250Nmと6速DCTのコンビネーションは充分パワフルで、ハンドリングもしなやかで扱いやすい。
デザインも走りも、いわゆる“濃い”味わいがお好きな人向きといったところかな。
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