3月決算商戦もいよいよ大詰め。「走り」を楽しみたいスポーティ派のファンにとって、熱いレンジが250万~400万円の価格帯だ。
250万円未満となると、スポーティな車の選択肢は多いとは言えず、サイズもコンパクトカーに限定される。
流行りのSUVも選択肢豊富なこの価格帯、国産ではWRXが狙えるほか、輸入車も含めて個性派揃いのセダン&ハッチバックが勢揃いだ。
文:鈴木直也/写真:編集部
ベストカー2018年2月26日号
「最新か、伝統か」キャラの異なる2台のWRX
MAX400万円の予算でスポーティカーを探すとなると、国産ではスバル WRXが筆頭格だろう。
300psの2Lターボでパフォーマンスの点は申し分なし。6MTなら走りに徹した装備のSTI、ATならアイサイト装備で安全性もトップレベルのS4と、好みによって2つのキャラが選べるのもヨシ。
好敵手だったランエボがいないのは寂しいが、いまや日本を代表するAWDスポーツといっていい。
個人的には、古典的ながら切れ味鋭いハンドリングが持ち味のSTIに惹かれるが、他人に勧めるならS4を推す。
長年課題といわれてきたCVTのまどろっこしさも、最新モデルでは相当に改善されたし、ハンドリングと乗り心地のバランスは、もはや世界水準といっていい上質さ。
また、スポーティモデルだって、ACC(先行車追従型クルコン)やレーンキープアシストが欲しいというのが、大多数のユーザーの本音だと思う。
気になるのは、STI用として長年使われてきたEJ20系の旧態化と、次期STIのパワーユニット選び。
これを新エンジンで更新するのか、あるいはFA/FB系のさらなる高性能化に進むのか? いずれにしろ、STIを選ぶならモデル末期であることを自覚してチョイスすることが肝要だ。
“最後のFR” BMW 1シリーズはディーゼルが絶妙
いっぽう、400万円というのは、輸入車にとっては微妙な区切りで、本格的スポーツモデルを選ぶには100万円ほど足りない。
パッと見渡しても、BMW 118dやルノー メガーヌGT、そしてアルファロメオ ジュリエッタあたりが主なところとなる。
このなかで、最も「わかりやすい」のはやはりBMW 118dだろう。すでに次世代1シリーズはFF化されることが明らかだから、これが最後のコンパクトFR。そういう意味でも、このBMW 118dで「駆け抜ける喜び」を味わっておく価値があるというものだ。
このサイズでFRだからパッケージング的にはかなり窮屈なのだが、スポーティ基準で選ぶならそれはむしろ美点。タイトに引き締まったコンパクトFRと2Lディーゼルの強力なトルクは、想像以上にナイスなコンビネーションなのだ。
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